ページを選択
  • 昨日のLRTと路面電車の座席についての続編です。以下のコメントをいただきました。

低床車両は台車部分の構造上ロングシートが困難で、しかも車いすが入り口から出口へ移動できるよう通路幅を確保しなければならないので変則的座席配置になります。公共交通を中心とした街づくりをして、運行本数を増やすことで解決すれば「LRT」に・・・。

これは、信用乗車でないために、出口が1箇所にしかないために起こる不都合ですね。

また、こういう意見もありました。

広電の低床車をみると100%低床のために犠牲が大きくなってます。コストも高く付く上に量産も期待できない。部分低床で十分だし、必要の無い人は段差を上がる運動になって良いと思います。

LRVは超低床車両を意味します。LRTはLRVを導入した都市交通システム全体を指します。国交省鉄道局の藤田氏によると「LRTシステム」とは、「従来の路面電車と比較してバリアフリー化が図られ、高い速達性や定時性、十分な輸送力、高い運行頻度を有し、振動や騒音が低減され、都市との一体性にも配慮した人にも環境にもやさしい高機能路面電車システム」なっています。

交通ジャーナリストの森氏もLRTの見解を同様に捕らえておられます。

「私は何よりもLRVで、座った時に膝まである窓が好きです。」との私のつぶやきに

「僕も窓が大きい方が好きです。乗ってみたいと思う電車でないとダメだと思います。」というコメントを頂きました。全く同感です。魅力のある交通手段でないと、まちの「顔」にはなれないし、まちづくり再整備のツールとして活用も出来ません。

フランスのLRVでは、このような日本式の縦列のシート配列(広電車両)は珍しい

宮島行きの広電。つり革や広告紙が日本的。対面シートと縦列シートの組み合わせも余りフランスでは見ない。

すべて対面2人がけのストラスブール市のLRV. つり皮代わりの取っ手がユニークです。 アルストム社のシタディス

車両の中のデザイン一つをとっても、それぞれのお国の特徴や文化が現れています。ちなみに欧州では日本式のつり革を電車で見たことがありません。元来、そんなに混雑した状態を想定していないのかもしれません・パリの郊外列車などはかなり混むこともあるのですが・・・

カテゴリー

0コメント

コメントを提出

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です