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ピクトグラム(絵文字標識)

10 10 2015 | Actualités ブログ記事, LRT, Strasbourg ストラスブール

  • ストラスブールのLRT路線沿いでこの夏から工事が行われているが、その折にネットで発表される『工事のお知らせ』がとても分かりやすい。

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  • もうネットでは未掲載だが、工事区間が一駅だけだった場合には、その工事のあった区域では歩行者専用空間が整備されているので、バスのデザインの代わりに「歩く人」のイメージが書かれてあった。もし、クルマの傍を歩くとなると、たった一駅でもベビーカーやクルマ椅子の人々にとっては大変だろう。
  • 工事の終わりをアナウンスする看板もしゃれている。『工事は終わりました!』というメッセージ。広い意味での合意形成は工事着工で終わるのではなく、市民への工事中の情報開示も同じくらい大切だ。

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様々な言語を使う市民が多いためか、フランスでみかける絵文字標識(ピクトグラム)には分かりやすくて、しかもデザイン性に富んだものが多いように思う。

  • 下は皆さんにもお馴染みの、フランス鉄道SNCFの駅に見られる標識。この2年くらいで全国で統一されてきた。LRT, タクシー、バス、貸し自転車、レンタルカーなどが一目瞭然に班別できる。インフォーメーションセンター、チケットオフィス、待合室、トイレと、まだまだ情報は掲載できるだろうが、これは敢えてモビリティーに絞って案内して(店舗紹介はあるが・・・)、駅に着いた旅行者の視点にたった案内板といえる。

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  • 下は日本で見かけた標識だが、親切過ぎて情報が多く、かえって読みづらくなっているかもしれない。

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上のパネルとは少し趣旨が異なるが、(上は自転車も禁止だが、許可車輌は侵入可)、下のような簡単な絵文字で誰が見ても分かるように表現できる。勿論フランスの地方都市の都心部での『歩行者専用空間』整備はもう当たり前になった感があるが、そのほかにも近年欧州で増えている時速30Kmまでの「ZONE30]だけでなく、現在時速を「20Km」に制限したゾーンの都心での整備が進んでいる。一般自動車も自転車も侵入可だが、歩行者優先ということが良く理解できる。日本からの出張者は、フランスで(信号のない場所での)横断歩道を歩行者が渡り出すと、必ずクルマがピタリと止まることに驚かれます。標識や信号の有無に限らず、都心では歩行者絶対優先が、市民の自動車運転マナーとして根付いている。

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  • ストラスブールのライン河対岸のドイツの都市、ケール市の道路標識も楽しい。自転車移動を考慮に入れた標識で、サイクリングへの誘いを感じる。

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以下はナント市で見かけたピクトグラムについての記事です。https://www.fujii.fr/?p=3682&lang=ja ご参考までに。[:]

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