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マルセイユ市のLRTは水族館のよう 1

01 06 2016 | Actualités ブログ記事, LRT, Marseille マルセイユ

[:ja]

  • さて、オバーニュまでの延長が話題になるマルセイユ市にはかつての旧式路面電車が廃止されることなく2004年まで走っていた。一方、70年代後半にはすでに地下鉄が導入され、現在では22Kmの線路で2013年には年間8000万トリップがあった。 しかしそれでも、2007年から15.8Km、32駅のLRTも運行させている。こちらも一日10万人のパーソントリップがあり、リヨンやパリと同じく「地下鉄もあるのにLRT導入」都市である。
漁港都市マルセイユを意識した船のデザインのLRT

漁港都市マルセイユを意識した船のデザインのLRT

ボンバルディエ製の32.5mの車体は当時210万ユーロもかかった。暑いマルセイユから車内に入るとひんやりと感じるように窓ガラスが深海のブルー色でふんだんに木があしらわれた贅沢なデザイン

ボンバルディエ製の32.5mの車体は当時210万ユーロもかかった。暑いマルセイユから車内に入るとひんやりと感じるように窓ガラスが深海のブルー色で、ふんだんに木があしらわれた贅沢な内部デザイン

  • LRTの中でおもしろいパネルを見た。 交通施策主体で運行事業体でもあるRTM(マルセイユ運輸公団)が利用者に対して行ったアンケート調査の結果だ。
トラムの満足度=96% 地下鉄の満足度=92% バスの満足度=82% 皆さんのご期待に沿えることが、私たちの使命です。とのスローガンが。

トラムの満足度=96% 地下鉄の満足度=92%
バスの満足度=82%
「皆さんのご期待に沿えることが、私たちの使命です」とのスローガンが。

トラムで移動をたのしみましょう

「トラムで移動をたのしみましょう」というメッセージ

  • 1950年代に設立されたRTMは3500人の職員がおり、マルセイユの都市交通全体の運輸事業を、マルセイユ・メトロポール(都市圏共同体)から委託されている「商工的公施設法人」だ。理事会のメンバーはマルセイユ都市圏共同体の議員や、州政府の議員などで構成されている。
まるで来たアフリカに来たような錯覚を覚えた、マルセイユ駅付近は都市再整備ですっかり広々とした明るい空間に大変身

かつては、雑然とした雰囲気だったマルセイユ駅付近は都市再整備ですっかり広々とした明るい空間に大変身した。駅の地下に駐車場が整備され駅前の混雑・渋滞も解消され、駅前広場には南フランスらしい開放感のあるカフェが並ぶ。

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この色!! かつては港湾地帯であった市街地西の海辺も、お洒落なウオーターフロントに様変わりした。この一体はユーロ/メディテラネ(欧州地中海計画)と名付けられた副都心開発区域

この色!! かつては港湾地帯であった市街地西の海辺も、お洒落なウオーターフロントに様変わりした。この一帯はユーロ・メディテラネ(欧州地中海計画)と名付けられた副都心開発区域で、現在も建築が続いている。

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