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(日本語) 「バスがまちを変えていく」のご紹介

29 07 2016 | 分類無し

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  • 横浜大学副学長の中村先生が、計量計画研究所の牧村氏と三菱総合件所の外山氏と共著で出版された「バスがまちを変えていく・BRTの導入計画作法」大変分かりやすい内容で素晴らしい一冊なのでご紹介します。

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  • 第5章「おわりに」から以下を引用させていただきます。「我々が向うべきは、都市交通であって、自家用車に対して公共交通をどう考えるかである。【中略】その都市内の交通ニーズにより、一般の路線バスのうち、幹線的な路線をBRT的に運用することもありうるしBRTを導入する場合もある。またLRTを部分的に導入し、LRTの補完的な輸送やそのほかの軸の観戦的な輸送をBRTで実現することもありうる。LRTが導入可能な都市では、そのLRTが、まちづくりの中で果たすべき役割を議論し、バスが、必要によってはBRT、がどのように役割分担をするべきかを議論すればよい。」

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  • 世界中のバス、BRT運行実例をそれぞれの国の事情と共に紹介した上で、日本でのBRT導入計画作法についての深い洞察と真摯なアドバイスに満ちた素晴らしい本だと思います。LRTとの比較についての説明も分かりやすいです。ぜひご一読をお勧めします。

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  • 正にフランスの地方都市も、LRT、BRT双方の特性を考慮しながら導入を進めてきました。ストラスブール、ルーアン、リヨン、ナント、マルセイユなどはLRTとBRTの双方も導入ずみです。一方、メッスのように路線バスとBRTで都市交通を再編成した都市もあります。https://www.fujii.fr/?p=3855&lang=ja https://www.fujii.fr/?p=3874&lang=ja
メッス市のミニバス。都心の中心部の観光地の中を廻っている。歩行者空間のショッピングストリートを通り抜け、大聖堂、マルシェ広場などに停まる。大きくとった窓ガラスが新鮮。     この黄色はBRT の4色カラーリング、ピンク、グリーン、ブルー、イエローの黄色に合わせている。

メッス市のミニバス。都心の中心部の観光地の中を廻っている。歩行者空間のショッピングストリートを通り抜け、大聖堂、マルシェ広場などに停まる。大きくとった窓ガラスが新鮮。     この黄色はBRT
の4色カラーリング、ピンク、グリーン、ブルー、イエローの黄色に合わせている。

  • メッス市の都心も歩行者専用空間であふれている。

    メッス市の都心も歩行者専用空間であふれている。

  • メッス市のBRTと道路清掃車

    メッス市のBRTと道路清掃車

    メッス市のメンテナンスセンターのパーツ倉庫。整然と分かりやすく整理された清潔な空間。

    メッス市のメンテナンスセンターのパーツ倉庫。整然と分かりやすく整理された清潔な空間。

    同じくメッス市のバス運転手たちのコーヒーコーナー。コンピューター端末にドライバーのIDナンバーを入力すると、出勤日のシフトが出てくるシステム。奥はドライバーたちのロッカー。

    同じくメッス市のバス運転手たちの陽が差す明るいコーヒーコーナー。コンピューター端末にドライバーのIDナンバーを入力すると、出勤日のシフトが出てくるシステム。奥はドライバーたちのロッカー。

     

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