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マルセイユの夏(その2)・ウォーカブルシティ

マルセイユの夏(その2)・ウォーカブルシティ

・実はマルセイユ市はフランスで14あるメトロポールと呼ばれる広域自治体連合の中でも、「ウォーカブル」レベルが低い方で、ストラスブールやナントの中心市街地に比較すると、「車が多いなー」という印象を受ける。それでも旧港付近の旧市街全域や、ブティックや飲食店が並ぶ中心市街地の一部は完全歩行者空間化された。     ・マルセイユの夏(その一)の地図にある「地中海文明博物館」からこの日傘がある地点まで、マルセイユ市は歩行者専用道路を整備した。...

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地中海都市モンペリエのLRTは無料化に

・モンペリエ市の人口は約30万人だが、都市域内交通は周辺の31の小さなコミューン(フランスの行政最小単位)と構成する人口約50万の広域自治体連合メトロポールが政策主体となっている。だから人口規模では宇都宮市とほぼ同じである。 ・モンペリエ市のLRT開業が2000年で、他の同じような人口規模の大都市から比べるとやや遅れるが、現在では総線路距離が約60Km, 電停数が84と、フランスではボルドー、ストラスブール、ナントと並ぶLRT大都市である。...

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ベビーカースペースがある車両

ベビーカースペースがある車両

ミラノから約70Km北にあるマッジョーレ湖に浮かぶベッラ島(Isola Bella)に行ってきました。   さて、車で週末に湖に行くと渋滞が激しいので、汽車で移動しましたたが、マッジョーレ湖の中心駅ストレーザの前にはアイスクリーム店も無く、人々の移動がすっかり車に代わったことを如実に示していまいた。それでも一時間に一本、ミラノまで50分で走る郊外列車には、沿線の駅に停まるたびに海水浴から帰る若い子たちが乗り込み、一杯でした。...

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イタリア4月26日から、フランス5月19日からカフェオープン

イタリア4月26日から、フランス5月19日からカフェオープン

夏の観光シーズンに向けてワクチン接種が急ピッチで進むイタリアとフランス。何だか去年と同じような・・・デジャヴュ(déjà vu: 既視感)が無いわけでもないけれど、イタリアもフランスも一挙に規則を緩和せずに、徐々に段階的に市民の生活を元に戻すスケジュールを発表している。その内容が余りにも細かいので、様々なメディアがイラスト入りで要点をまとめて出しているのを紹介させていただく。...

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ミラノの春・しばらくこの景観ともお別れ

ミラノの春・しばらくこの景観ともお別れ

この10日間、ミラノは(西欧州全体で)春の陽気で、2月後半から日中の温度が15度近いというのは、地中海沿岸を除いては珍しい。イタリアではゾーンにもよるが、ミラノでは18時までレストラン・バーは営業されていたので、この週末は街は賑わった。マスクをしている姿を除いては、コロナを忘れさせる風景だ。公園のあらゆる広場には若者たちのグループが楽しそうに春の陽気を満喫している。子供連れの家族も多い。...

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宇都宮LRTレポート③ LRTと車

宇都宮LRTレポート③ LRTと車

鬼怒川を西から東に超えると工事の様子がより具体的になってくる。まず作新学院北駅前(仮称)を超えて、路線が北側に曲がる、清原管理センター前(仮称)のトランジットセンター整備が始まっている。この工業団地の中に設けられる駅とトランジットセンターで、バスとLRTの乗り換えの利便性が図られた構造になる予定だ。387,6ヘクタールの清原工業団地には44社が進出し、現在11000人の従業員が通勤している。   清原管理センター前駅【仮称】・ トランジットセンターのバス発着拠点となる予定地を前にして。  ...

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