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マイクロモビリティも推進するミラノが「シェアモビリティ・アワード」受賞

29 06 2020 | Actualités ブログ記事, Micro Mobility マイクロモビリティ, Milano ミラノ

CSA・カーシェアリングアソシエーション ( Car Sharing Association)が設定する«Car sharing city award»は、カーシェアだけではなくて、すべてのシェアモビリティが対象となる賞で、ミラノと競合したのは、マドリッド、モナコ、パリ、バンクーバー、カリガリーであった。ミラノ市では現在カーシェア用の車が3000台、シェアサイクル(自転車)13000台、スクーターが2600台、キックボードが2200台(今後6000台に増やす予定)が、公式発表の利用可能対象となる数字だ。

ミラノ市では自転車だけではなく、あらゆるマイクロ・モビリティを推奨している。すでに市中には2250台のキックボードがあるが、新しく5社の参入を認め、今週中にも新たに3500台が投入される予定だ。自転車やキックボードは街中で時速25Kmくらいまで走行可能(ただし自転車レーンを利用した場合)、歩道を走るときは時速6Kmくらいが標準だ。ミラノ市内では渋滞すると、自動車の時速も20Km/hくらいの地点もあるので、市当局では、マイクロ・モビリティを市民が利用してゆく可能性は高い、とみている。ちなみにこの電動スケートも、政府が発表した自転車購入への補助金供与の対象になっている。(購入額の60%、ただし上限額500ユーロ

新しい電動キックボードも、街でみかけるようになった。

利用法はシェアバイクと同じで、スマホでキャッチ。ただし、一定の場所に戻す必要はない。

イタリアの誇るランボルギーニのスポーツカーとキックボードの共存

シェア用スクーターも新車が、街中に配置され始めた。

シェア用スクーターも新車が、街中に配置され始めた。

こういったシェア用モビリティの問題は、利用者が歩行や自転車移動への障害となるような地点に、乗り捨ててしまうことだ。実際、歩道街路の真ん中に無造作に乗り捨てられるキックボードをすでに、昨年度フランス国内で良く見た。現時点では、利用者の良識に頼るしかない。

自転車利用の方は、夏の好天気と相まって利用者は増えている。ミラノ市の発表では新しく整備されたベネティア通りの自転車専用道路は、一日に6千台の利用者が通過しているそうだ。

自転車専用道路整備も進んでおり、今ではかなり北まで整備が終了している。

信号待ちでは、自動車の前が自転車のスペース。フランスではパリやストラスブールでは普遍化しつつある配置。ミラノでも多くなってきた。自転車が止まっていなくても、自動車はこの距離を守っている。

ランボルギーニとキックボード。その横の自転車専用道を走るシェアバイク。こんな組み合わせもミラノならでは・・・

ミラノの電気シェアカーと充電ポイント 

 

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