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Actualités ブログ記事

モンペリエ(その2)・フランスのウォーカブルシティ

モンペリエ(その2)・フランスのウォーカブルシティ

モンペリエ市はフランスを代表する公共交通ネットワークを持っているだけでなく、中心市街地を完全に歩行者専用空間化したウォーカブルシティでもある。 ・この広場を1960年代から撮影してきた写真家がいる(当時、都市の空中写真を撮影する事業はラシーヌ・ミッションと名付けられていた)。1967年から50年間、オシュグルー(O'sughrue)が撮影してきた写真が、現在工事中であることを知らせるパネルに紹介されており、フランスの都市構造が車社会から歩く人を中心とした街に変遷してきた経緯が良く分かる、歴史的な証拠となっている。  ...

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地中海都市モンペリエのLRTは無料化に

地中海都市モンペリエのLRTは無料化に

・モンペリエ市の人口は約30万人だが、都市域内交通は周辺の31の小さなコミューン(フランスの行政最小単位)と構成する人口約50万の広域自治体連合メトロポールが政策主体となっている。だから人口規模では宇都宮市とほぼ同じである。 ・モンペリエ市のLRT開業が2000年で、他の同じような人口規模の大都市から比べるとやや遅れるが、現在では総線路距離が約60Km, 電停数が84と、フランスではボルドー、ストラスブール、ナントと並ぶLRT大都市である。...

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マルセイユの夏(その2)・ウォーカブルシティ

マルセイユの夏(その2)・ウォーカブルシティ

・実はマルセイユ市はフランスで14あるメトロポールと呼ばれる広域自治体連合の中でも、「ウォーカブル」レベルが低い方で、ストラスブールやナントの中心市街地に比較すると、「車が多いなー」という印象を受ける。それでも旧港付近の旧市街全域や、ブティックや飲食店が並ぶ中心市街地の一部は完全歩行者空間化された。     ・マルセイユの夏(その一)の地図にある「地中海文明博物館」からこの日傘がある地点まで、マルセイユ市は歩行者専用道路を整備した。...

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マルセイユの夏(その1)・ウォーカブルシティ

マルセイユの夏(その1)・ウォーカブルシティ

・7月14日のパリ祭から8月15日の聖マリアの昇天祭までが、フランスの夏のバカンスのハイシーズンで、パリの人口の約半分が首都を離れる。フランス人全体のバカンス先は圧倒的に海辺が多く(大西洋岸から地中海沿い、コルシカ島など)約8割に達する。だから、たとえばマルセイユは夏も人口が減らない観光地でもある。地中海に面した人口87万人のマルセイユ市の中心市街地にある旧港前広場はかつては車で混雑していたが、今では歩行者専用道路が車道に沿って整備された。...

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2023年7月8日 アンジェ市B/C線開通!!No1

2023年7月8日 アンジェ市B/C線開通!!No1

5年の工事年月を経て、ANGERS(アンジェ)市のLRT第二路線B線及びC線が7月8日に開業しました。C線の南側は、すでに存在するA線の線路を利用するので、実際に新規に敷設した路線距離は9.9Kmです。これで都市の東西南北にLRTが走ることになりました。B線の東側は大学キャンパスや寮が多い学際地区、西側は郊外の一軒家が並ぶエリアを通り抜けて低中所得者向けの団地が多いエリアまで伸びています。 (出典・|Ouest-France誌。写真・Amelie Fontaine)...

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フランスと日本のウォーカブルシティ ~歩きたくなる都市づくりの最前線~2023年5月

フランスと日本のウォーカブルシティ ~歩きたくなる都市づくりの最前線~2023年5月

・昨夜、表題のトークショーでお話させていただきました。会場の「シティラボ東京」は、持続可能な都市や、社会づくりを目指す共創の場で、未来の都市計画やまちづくりの、素敵なワークスペースを東京都心で備えています。https://citylabtokyo.jp/ ・国土交通省都市局で「ストリートデザインガイドライン」の策定、全国の自治体の街路担当者のノウハウを共有する「マチミチ会議」の開催など、人中心の歩きたくなる街路づくりを推進されてこられた今佐和子さんのお話は、期待通り、日本の現状が良く把握できる素晴らしい内容でした。...

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