ページを選択

「運輸と経済」11月号 スマートシティ!OnDijon

18 11 2022 | Actualités ブログ記事, Dijon ディジョン, MaaS, Publications 寄稿記事, Smart City スマートシティ

OnDijonコントロールセンター・左手が都市インフラ運営管理部門、右手が公共交通管理部門

・「運輸と経済」11月号から来年の1月号までは、スマートシティの報告です。日本では水害危機対策を中心として高松市や、都市レジリエンスを目的として富山市など、幾つかの都市がスマートシティの社会実験を行っています。フランスでも、パリでは水道管理、モンペリエ市では土壌に湿度センサーを設置して公園や道路の植栽物への給水の必要性に応じて水の量を調整をするなど、テーマを絞ってスマートシティ構想が実現されています。

・フランスでは社会実験ではなくて、約40の地方自治体で、行政業務のデジタル処理や照明管理を中心とするスマートシティプロジェクトが稼働しています。しかし全市型で統合的なスマートシティ構想を具体化したのは、人口約26万人の広域自治体行政連合、ディジョン都市圏共同体です。その中核都市の人口15万人のディジョン市は、ワインとフレンチマスタードで有名ですが、下関市や徳島市と同じくらいの人口の小都市で、なぜそのような快挙が可能だったのでしょうか?

・3回にわたって、フランスのスマートシティの定義と特徴、ディジョンのスマートシティ実装のビジネスモデル、行政と市民の関わり、コントロールセンターの機能とデジタルソリューション、個人データの保護、そしてMaaSも駆使した総合的な交通政策と説明していきます。

たとえば照明施設は紫色拠点で、いち施設ごとの詳細なオンライン情報にアクセスできるコントロールパネル

・このレポートは、今年の6月に多くの方々のご協力の元に実現したディジョン市の視察と、スマートシティ構想の責任者で考案者でもあるディジョンの副市長とのインタビューを元にしています。新しいテーマなので、私自身の理解もこれからもっと深める必要がありますが、今年の最も刺激を受けた見聞でした・・・

カテゴリー

0コメント

コメントを提出

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です