- 1月16日に東京大学まちづくり大学院の都市空間政策概論第6・都市の交通政策第2講座として、【ストラスブールの交通まちづくり】についてお話する機会を頂きました。社会人の受講生も多く、夜遅くまで熱心な質疑応答が続きました。またいずれ内容もまとめたいと思います。
- その前に久保田教授の【交通まちづくり】の事例に学ぶ、という講座に参加させていただきました。【交通まちづくりと交通実験・・・交通実験の実践的役割を学ぶ】。そこでご紹介された幾つかの例の中でも、川越市のお話が印象に残りました。{春秋及び秋季における一定の日曜・祝日の日中を歩行者天国にする}だけでも、膨大な根回しと根気を必要とする社会実験を繰り返し、合意形成が非常に複雑かつ長期のプロセスを必要とすることを学びました。フランスの合意形成も複雑かつ長期にわたりますが、少なくとも一本の道路だけを歩行者天国にする(それも毎日ではない)だけに、これほどの労力をかけることはなく、まず街全体の道路政策から構築してゆくであろう。ストラスブールの徹底した【歩いて楽しいまちづくり】がどのようにして可能だったのか、皆さんが関心を持ってくださる背景が良く理解できました。
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