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「運輸と経済」8月号 コロナ禍以前を上回る観光需要を迎える欧州の夏

18 08 2022 | France こんにちのフランス, Publications 寄稿記事, Tourisme 観光

  • 酷暑、大雨と気候不順な今年の日本の夏、お盆休みも終わろうとしています。如何お過ごしですか?クーラーが一般家屋にはまだ珍しいフランスも、湿気が無いとはいえ30度を超える熱波が6月以降何度か訪れ、各地で水不足、山火事が続発し、地球温暖化や環境問題に対する一般の人々の関心や意識も高くなってきています。
  • 「運輸と経済」8月号は、そんな夏、コロナ規制が全く無くなったフランスで、2019年夏を上回る観光需要を迎える様子を紹介しました。実際に原稿を執筆したのは6月ですから、予想された数字なども含みますが、8月の現在、観光が欧州全体で盛況なのは見てきました。ヒースロー空港やフランクフルト空港などでは7月上旬に、航空会社や空港スタッフ側が急激に増加した観光客に対応できず、パニック状況も生じました。

  • ただし、急激にこの夏に観光需要が増加したわけではなく、実は都市封鎖と封鎖の間に、2020年も2021年も夏のバカンス期間や、冬のクリスマス休暇時には、移動規制が緩和され、ある程度の観光需要があったことも説明しています。

 

  • またアメリカ人やヨーロッパ人の観光客はフランスに戻ってきましたが、アジア人はまだ少ない。バカンスに出るフランス人も、今年の夏は海外よりも国内での滞在が多い傾向がある。最近ではテレワークの一般化に伴い、バカンス先の滞在場所から会議に参加したりすることも決して珍しくなくなってきました。
  • さて、私のバカンスは南フランスからアンジェへの引っ越しでした。アンジェではこんなカラフルな車体のLRTが走っていますが、2019年にアンジェを出た時に工事中だったB線の一部がすでに開通しています。花が多い、やっぱりとても住みやすい街であることには変わりはありません。

限られたスペースの電停に木を植栽すると、枝葉が余り大きくならないようにこのような剪定になるそうですが、大変ユニークな四角いフォームの木々です。新しいB線の電停にも、これと同じ剪定の木が植栽されています。

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