- ナントにある2つの大きな交通結節地点ではとにかくひっきりなしにバスとトラムが行きかい、大変な人出だ 【下写真・南部の交通結節点】
それから良く「ナントにはトラムトレイン」、という記事を見るが、「鉄道上を走る車輌がそのまま道路上の軌道を走る、ミュルーズ市のようなトラムトレイン」ではない。都心に行くにはあくまでもこの上の写真のHaluchère結節点駅で、鉄道車両からトラム車輌への乗り換えが必要だ。ただ「鉄道はフランス国有鉄道SNCF、トラムはSEMITAN」と運営主体が異なるが、同じ切符で移動できるように運賃体系を一体化したので、地元業者はトラムトレインと名称しているに過ぎない。しかしサービス受益者からみれば大変便利なことは確かだ。このHaluchere(アルシェールと発音する)駅はマルチモーダルな公共交通利用推進のために、SEMITANと、ナント市が位置する県と州も協働して2014年2月に完成させた総スペース2500M2という素晴らしい交通結節点だ。パークアンドライドもSEMITANが運営しているが、入場は無料。出庫する際に、利用したトラムかバスの切符を挿入するとバリケードが開くシステムを採用している。
- ナント市のインターモーダル(異なる交通機関の乗り換え)の利便性は徹底していて、海上交通にも切符の一元性が適用されている。SEMITANはNAVIBUSというロワール河を渡るミニシップも2005年から運行しており、是非乗船して対岸に渡り、フランスのゆったりとした時間を味わってください。(文字通り、大西洋岸の美味しい海産物料理で)勿論トラムを初めとする公共交通のチケットで船にも乗れます!特徴は自転車の乗船が可能なことです。2013年には46万人がNAVIBUSを利用し、17100台の自転車が乗船。私が乗った時には郵便配達の自転車が船に乗っていた。それでは次回はナント市の自転車政策について。
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