[:ja]
- そしてドイツへの延長LRTへの出発点となるAristide Briand駅【上の地図の左端】の景観
- このように工事中も広報の努力を怠らないのが、ストラスブールの公共工事の特徴だ。徹底した情報開示に努め、大型パネルの設置、沿線住民へ工事中の交通迂回対策の説明会、無料ダイヤルの情報提供サービスなど、「知りたい人」にはかなりのインフォメーションが届く仕組みだ。市役所のHPでも詳細な説明や、プロジェクト、工事を説明するビデオが豊富に用意されている。新しいまちづくりに対する市民の期待感を育てて、予算投入への理解を深めることを目的とする。
- 下図は年2回発行される、工事沿岸住民に各戸配布され工事の進捗状況を知らせるニュース誌。名前もずばり、「D路線ニュース」読んでいても楽しくなるような編集で、必ずこういったニュース誌の表紙には、ストラスブール市の市長や工事地区選出の地域議員のメッセージが記載されているのが特徴だ。2015年9月号にはストラスブール市長とケール市長が登場している。
journal_4_ligne_d-1 ニュース誌全体のPDFはこちらから
- 最後に市が作成しているプロモーションビデオ。ドイツ側ケール駅への開通が2016年になっているので、かなり前に作成されたもののようだが、気にせずネットにまだ流しているところがフランスらしい。トラムの運行様子を伝える動画はありふれているが、ビデオ最初の都市計画の将来図を示している部分はとても分かりやすい。土木の専門家ではない一般の市民が読みやすい、また読んで楽しい工夫をしていることに感心する。
- 元来フランスでは社会政策としてLRTが導入されてきたので、すでに人口が密集している地域から公共交通を整備して、商業拠点、学校、病院、空港などをつないできたが、このD線延長は、「人がいない拠点に公共交通を導入して、都市機構を構成する」ストラスブールとしては全く新しい試みでもある。
- http://videos.strasbourg.eu/video/-/view/886830/extension-de-la-ligne-d-vers-kehl-lanimation-3d
[:]
0コメント