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- ストラスブールLRT/D線のドイツへの沿線工事が進んでいる。ストラスブールのリス市長はフランス側D線の現在の終着駅(Aristide Briand)から、ライン河を越えた対岸のドイツの人口35000人の小都市ケール市(Kehl)の鉄道駅までの2017年春の延長ルート開通式に、ドイツのメルケル首相とフランスのオランダ大統領を招待したい意向も発表している。
- 工事は2期に渡って行われる。まずフランス側からケール駅までの2.7Km。そしてゆくゆくはケール駅からケール市の市役所、中心広場までさらに3駅(1.7Km)を設ける。(地図:CTS-Strasbourg.fr)
- フランス側には3つの新しい駅と、ヴォーバン運河にかかる橋【地図の2番】と、ライン河にかかる「トラム線路と歩行者、自転車専用道路を整備した」新しい橋梁【地図の4番】を建設する。ストラスブール側の予算は約77億円、ドイツ側は約26億円(典拠・ストラスブール市役所HP: 1ユーロ115円換算)
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完成すればケール駅からストラスブール市の中心広場「鉄の男」駅まで25分で行ける。8分から12分間隔の運行で、一日あたりのパーソントリップは15000から25000を見込んでいる。
- 現在8000人近くのフランス人がライン河を毎日渡ってケール市で就労。また3000人のフランス人がケール市に住居を構え、そのほとんどがフランス側まで就労に移動する。200人のケール在住の子供がフランス側の学校に通い、100人のフランス人子弟がストラスブールからケールの学校に通っている。現時点で週日では1日に36000台の車、週末は42000台の車がライン河の橋を通過している。そのうち56%はケール市とストラスブール市の間の短い移動距離のトリップなので、LRTの利用見込み人数もこのあたりの数字からはじき出している。しかもD線延長とともに、フランス側では急ピッチで沿線の都市開発を行っており、将来には18000戸の建設が予定されている。だからLRT利用の潜在需要は高いわけだ。(典拠・http://www.rue89strasbourg.com/)
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ライン河の架橋工事はリアルタイムでネットで楽しむことができる。http://www.kehl.de/stadt/webcam/webcam.php。
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