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那覇市公共交通シンポジウムレポート

02 11 2019 | Actualités ブログ記事, Conférences 講演, LRT, Okinawa 沖縄県

那覇市が長く、都市計画の中で「モデル性の高い基幹的公共交通」と呼んていた路線への、LRT適用が具体的に初めて議論されたシンポジウム。現職の市長さんがパネルディスカッションでご発言されることはとても貴重で、またシンポジウムの最初から最後までご参加されたことは、心強く感じました。何やら、皆で楽しそうに笑っている写真を。できれば5年で実現への道筋を、という話が出た時でしょうか・・・?

「本当にやっとここまで来た。かつての ” モデル性の高い公共交通”を、LRT と 堂々と表現出来る様になった」と、
原田先生も懇親会でまずご発言されました。
宇都宮市でも、市役所内に ”LRT 推進室 “ が出来てから、導入具体化への動きが加速化されたと記憶しています。  これからです。

パネルディスカッションに出席したジリ・ヴァンソンさん(親戚ではありません)はボルドー出身で、沖縄の旅番組に出演中。彼の発言の中に、何度か「環境」という言葉があり、また「クルマは欲しいと思わない」という明言。私が紹介したフランスの若い世代の価値観を表現してくださいました。

那覇の昔の姿を知っていいる市民は、かつてのゆったりと歩ける空間があった那覇市景観への再編成を、支持してくださると思います。超クルマ依存社会からの転換は今のうちです。

原田先生のFBへのご投稿より

なぜ、フランスではLRTと呼ばず、フレンチトラムと呼ぶのか、それは、それぞれのまちの景観に配慮したトラムを創っているから。フランスもクルマ社会だけれど、車の最適利用をしながら歩きやすいまちをつくっている。空気がきれいで車の少ないまちの実現に市民の皆さんが賛成した背景には、30代、40代の価値観が若い時からの環境教育で変わってきたことが大きい、などなど。事実を聴衆にぶつけるビジュアルな写真とわかりやすい説明、素晴らしかった、です。 那覇市の市長、副市長、LRTチームがコアとなり、公共交通のある暮らしを願う多くの市民と事業者の皆さんをまきこんで、「那覇トラム」の実現に向けて、大きな一歩を踏み出したと実感しました。みなさん、頑張りましょう。

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