マルセイユの夏(その1)・ウォーカブルシティ

マルセイユの夏(その1)・ウォーカブルシティ

・7月14日のパリ祭から8月15日の聖マリアの昇天祭までが、フランスの夏のバカンスのハイシーズンで、パリの人口の約半分が首都を離れる。フランス人全体のバカンス先は圧倒的に海辺が多く(大西洋岸から地中海沿い、コルシカ島など)約8割に達する。だから、たとえばマルセイユは夏も人口が減らない観光地でもある。地中海に面した人口87万人のマルセイユ市の中心市街地にある旧港前広場はかつては車で混雑していたが、今では歩行者専用道路が車道に沿って整備された。...

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モンペリエ(その2)・フランスのウォーカブルシティ

モンペリエ市はフランスを代表する公共交通ネットワークを持っているだけでなく、中心市街地を完全に歩行者専用空間化したウォーカブルシティでもある。 ・この広場を1960年代から撮影してきた写真家がいる(当時、都市の空中写真を撮影する事業はラシーヌ・ミッションと名付けられていた)。1967年から50年間、オシュグルー(O'sughrue)が撮影してきた写真が、現在工事中であることを知らせるパネルに紹介されており、フランスの都市構造が車社会から歩く人を中心とした街に変遷してきた経緯が良く分かる、歴史的な証拠となっている。  ...

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この秋のストラスブール2

この秋のストラスブール2

フランスで昨日11月30日(月)から『世界環境会議COP21』が始まり、152カ国の首相級がパリの北部ブルジェBOURGETに集まった。日本からは安部総理が出席したので、関連ニュースは日本でも報道されていると思うのでここでは省く。29日からパリではブルジェを中心として北部の一部の主幹高速道路等が完全に走行禁止になり、またパリ市内への出勤には出来るだけ車通勤を控えるようにキャンペーンが行われ、すべての公共交通は無料となった。しかし、公共交通は特に混雑することもなく、またパリ環状線の恒例の月曜日の朝の渋滞も普段の11分の1だったようだ。ス...

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鹿児島LRT都市サミットレポート

鹿児島LRT都市サミットレポート

10月23,24日、鹿児島市で開催されたLRT都市サミットの様子を写真でお伝えします。サミット開催に先駆けて、新しい車庫と整備工場のご案内をいただきました。フランスでもストラスブールやナントをはじめ、各地の車庫やメンテ工場を訪問していますが、全く同じくらいの大規模なスペースに、整然と整頓された車輌や工具が並んでおり、本当に素晴らしいメンテナンススペースでした。 鹿児島市の交通局については以下の記事もご参考に。旧車庫と整備工場の写真もありますので、現在の新しい車庫と比較してみてください。...

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鹿児島市LRT都市 サミット講演お知らせ 1

鹿児島市LRT都市 サミット講演お知らせ 1

2015年のLRT都市サミットは、鹿児島市で10月23.24日に開催されます。 10月24日午前10時30分からフランスの事例をご紹介する機会を頂きました。皆様にお会い出来る機会となることを願っています。 ご参加は無料です。 申込用紙はこちらから・http://www.city.kagoshima.lg.jp/kikakuzaisei/kikaku/kotuseisaku/event/documents/leaflet.pdf [:en] [:fr]...

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