「小さな自治体でもできる歩行者優先のまちづくりとそのモビリティ施策」運輸と経済 2月と3月号

「小さな自治体でもできる歩行者優先のまちづくりとそのモビリティ施策」運輸と経済 2月と3月号

・まだコロナの影響が街に濃く残っている2021年4月から、2年間お任せいただいた「運輸と経済」の海外レポート連載もこの3月で一旦お休みを頂く。欧州では2023年の今では街は、コロナ以前と全く変わらない賑わいを見せている。ロックダウンを経て、人々はまちに出て来る楽しみを満喫しているかのようだ。マスクをしている者は、もう誰もいない。 ・連載の最終号は、都市空間の再編に取り組む、小規模人口のフランスの自治体を取り上げた。人口7万5千人の大西洋岸に面したラロシェッル(La...

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BRT メッス Metz 1

BRT メッス Metz 1

メッス市のBRT Metz  https://www.fujii.fr/?p=3248 の続編です。 ①    BRT導入のいきさつ さて、TVRとBRTの双方を走行させているナンシー市に対して、ロレーヌ地方の主導権を掌握する戦いを続けてきたのがメッス市。今では協働で地域全体を盛り上げる方向に動いているが、それでもパリからストラスブール行きTGVの駅がこのどちらの都市にも新設されず、二都市間の野原に整備された。https://www.fujii.fr/?p=3784...

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TVR & BRT ナンシー 2

TVR & BRT ナンシー 2

さて、このTVRは2022年で運行終了が決定している。 TVR敷設初期に起こったレールからわだちがはずれるトラブルなどは現在では完全に解消されており、単なるトロリーバスとしての運行には何の些少もないが、当初の見通しとは異なり、メンテや道路の再舗装などで結局鉄輪式トラム以上のコストがかかってしまった。...

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TVR & BRT ナンシー1

TVR & BRT ナンシー1

ナンシー市のTVRとBRT さて、BRTとLRTの双方を導入した大西洋側のルーアン市、ナント市を離れて、BRT導入やバスサービス改善に熱心なフランス東部に移動したい。 パリからTGVで1時間30分で着くナンシ市は1973年から金沢市と姉妹都市であり、42年間、日仏間では一番歴史のある友好関係を結んでいる。 1845年にはすでにパリからの鉄道が整備され、1920年代にアールヌーボー【新しい芸術という意味】が花開いた歴史豊かな都市としても有名だ。...

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ナントの総合的交通政策 6

ナントの総合的交通政策 6

ストラスブール市と同じく、どの時間帯でもナント市のトラムはいつも人で一杯だ。 ちょうどトラムの中で乗り物利用調査を行うグループに出会った。日本では中々協力的に回答をすんなりと得られない、と経験者から聞いたが、ナントでは殆どの利用客がきちんとアンケート調査に答えていた。...

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