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アンジェはツールドフランスの第3ゴール 2

08 07 2016 | Actualités ブログ記事, Angers アンジェ, Bicycle 自転車

  • フランスでは地方に行くと、必ず日曜日の午前中にグループでスポーツバイクで疾走する男性郡に出会う(なぜか女性はほとんど見ない)。自転車をスポーツとして楽しむほかに、グループで集うということも同じくらい重要で、競技ツールも「いかにチームがスターを守りながら走らせるか」という戦略から観戦するのががファンには楽しいらしい。

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  • 市民の毎日の生活に馴染みが深い銀行、電力供給会社から、洗剤メーカー、ハイパーマーケット、ビックボールペン等あらゆる業種の派手なキャラバンが次から次へと続くが、荷台に乗っている人の中には地元の従業員も多いようで、彼らが通過する時には沿道の多分家族や同僚、友達連からの歓声が上がる。

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  • かなり意外だったのは、キャラバンに乗っているすべての人たちが、まるで山でロッククライミングをするかのように装備していたことだ。速いスピードで駆け抜ける場合の安全対策だろうか?マスコミと警察が多いのは多分どこの国のイベントでも同じだろう。

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photo: Sebastien Balch

photo: Sebastien Balch

  • 待つ時間は長いが、競技者がゴールに着くのは本当にあっという間だ。上位10人ぐらいが到着すると、後続する競技者は自転車を停めて一斉に歩き出すのももう一つの意外だ。実はこの人込みの向こう側にはびっしりとミニトラックが止まっていて、選手たちは競技後のマッサージや医師の治療を受けるために、それぞれのキャラバンに直行するので、200台の自転車がゴールを通ることはない。到着地点に設定されたトリビューンでは今日の勝者のインタビューが行われる。

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  • 市役所前に設置された「スマートバイク(Connected BIKE デジタル情報とリンクしたバイク利用)」見本市では、お馴染みのJCドコー社が電動バイクを展示していた。電気自転車はこれからは所帯の2台目の車に代わり得るとフランスでは期待されている。Self Service Bicycle Hireとして世界を代表する同企業は、12850人の従業員が75カ国でビジネスを展開している。勿論日本にも進出している。

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  • DSC06912最後はこんな感じで三々五々、人、自転車、ツールの自動車の間を縫って人々は帰路につく。さて、7月4日は月曜日だった。つまり平日。観戦者は休暇を取ったのかなー? 実は学校の夏休みは5日から始まるが、知事の特別措置で4日の午後を休校にすることが認められた。・・・地元のイベントを支える態度が徹底している。道理で子供が多いと思った。ちなみに人口約15万人のアンジェ自治体がこのイベントにかけた予算は、市の全体予算は約300億円に対して45万ユーロ(約5千万円)。これを多いとみなすか、少ないと考えるか、皆さんの判断に任せます。トラムはこの日、6時30分から運行の予定だったが、競技者たちのゴールが遅れたので、6時30分にはまだ運行を始めていなかった。このあたりの融通もフランス的。だから大勢の人が徒歩で移動。毎年、このツールドフランスが終わる(今年は7月21日にシャンゼリゼ大通りに最終ゴール)と、本格的なフランスのバカンスシーズンに入り、大袈裟ではなくて都市の人口が4割くらい減る。ツールドフランスの詳細な情報はこちらで。http://www.letour.fr/le-tour/2016/fr/parcours-general.html

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