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LRTの走っているまちに住んでいて楽しい、と思う時。

24 10 2016 | Actualités ブログ記事, Angers アンジェ, Concertation 合意形成, LRT

[:ja]

ある日、交差点にこんな標識が突然現れました。

ある日、交差点にこんな標識が突然現れました。

  • スケートボードに乗った犀? そしてまちの中心広場にも巨大な犀のオブジェ?dsc_0006dsc08095
  • つまり、トラムとの接触事故に対する注意喚起のデモカーです。メッセージは「注意。一台のトラムは30匹の犀の重さに匹敵します」「トラムが近づいてきたら、気をつけましょう・・」「トラムに対しては、貴方の目方なんて微々たるものです!」

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  • ちなみにフランス環境省が2015年に発表したトラムの事故数は:

2014年フランス全土でLRTの事故負傷者が1291名、重大傷害の定義である24時間以上の入院を必要とした者が44名、死亡事故が6名(ちなみにフランスの自動車事故死者数は3464人で、走行中の自動車同志の事故が大半を占める。)

1291名のうち、434名が車に乗っていたLRTとの接触事故者数。

847名がLRT乗車中の負傷者で、この中にはトラム車両内での転倒645名が含まれており、78%が急ブレーキが原因だ。運転手が急ブレーキを踏んだ時は、「ダメージを受けた方はお知らせください」とアナウンスする必要がある。必ず5から6人、手が上がるそうだ。そういう人数も事故件数のカウントに入っている。

1万KmのLRT走行に対して事故率は0,367で、バス事故は0,66。 一般に新路線の場合は0.435、運転手と市民の双方が慣れてLRTとの共存が進むと事故数が減少してくる。たとえばストラスブールのように20年以上LRTが走行している都市では事故率は0.28だ。

道路上のLRT軌道と歩道の間には何らの囲いも無いのに案外、歩行者との接触事故が少ないが、専用軌道敷設の工事中に歩行者は道路上における軌道に慣れてくるそうだ。

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しかし、何度見ても、まちの真ん中にこういう車輌が走るのは楽しい気分になる(・・のは私だけ?。)[:]

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