まち全体が競技場になるパリ五輪
4年前の東京オリンピック閉会式のあとに放映された、パリの歴史建築物の屋根をアストリート達が駆け抜けるパリ五輪の紹介ビデオの魅力は衝撃的だった。そのビデオはパリ五輪では,パリ市内の既存の建造物やスペースを競技会場に利用するとのメッセージでもあった。...
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今夏のナント市 ”Voyage à Nantes”
・かねてからナント市の「Voyage a Nantes」については、多くの機会で紹介してきた。2012年から毎夏行われている野外アートのイベント、「ヴォワイヤージュ・ア・ナント(ナントへの旅)」のプログラムのレベルの高さには定評がある。都市そのものを劇場とみなして、大がかりな複数のインスタレーションアートを中心市街地の複数の広場に設置し、美術館に足を運ばずとも住民が芸術作品を鑑賞できる。コロナの間も続行され、今年も7月6日から9月8日まで(ほぼフランスの学校の夏休みと同じ時期)に開催された。...
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公共空間としての広場とアーバンファーニチャー
2ケ月ごとに、アンジェ市の中心広場のインテリアが変わります。市役所の公共空間整備課の担当ですが、7月1日になっても広場の準備はできていませんでした。自治体がどのように、都市空間を管理しているかは、https://www.fujii.fr/?p=5126&lang=ja をご参考にしていください。 木をふんだんに使った、広場の新しい表情とお化粧が、やっと昨日オープンしました。プレイスメイキングという表現が、日本では使われているようです。...
ヴェリヴに次いで、パリの電気自動車シェアシステム(オートリヴ)も危機?
パリでは、カーシェアリングシステム、オートリヴが2011年に発足したが、今イダルゴ市長はサービス供給社、つまり利用自動車の見直しをはかっているという。オートリヴの事業主体は、パリ市と周辺の6県が加盟している第三セクターの「パリ首都圏メトロポールのオートリヴ・ヴェリヴ事業事務組合」 syndicat Autolib' et Vélib' Métropole (SAVM)。フランスの最小行政単位である、112のコミューンと呼ばれる自治体が参加している。...
LRT導入工事における自治体の発信法
アンジェ市では現在、LRTの第二路線B線(9.9Km)の敷設工事が始まっており、宇都宮市の新規LRT工事と同じく、架橋工事も含まれる。その工事現場で、工事に携わるチームメンバーを顔写真付きで大きく紹介するパネルが建てられている。 日本では地方公務員が顔出しで、工事現場のパネルに登場することはないだろう。工事に関与するあらゆる専門家の写真とファーストネーム、その役割が記載されている。グラフィックデザイナーから、土木技師、調達を担当する者、経理、法務とあらゆる専門家がチームとなって、工事に携わっていることが市民にも良く分かる。...
日建設計講演レポート
日置氏のFBへのご投稿記事より ヴァンソン藤井さんの講演 メインはフランスのLRTなどの公共交通政策でしたが、フランスの出生率が回復している点についての公共交通の影響はという質問について 公共交通以前に 1 子育て世代は所得税がほぼ無税 2 18歳まで相当額の子育て補助金 3 大学まで教育無料 4 保育園以外にもいろんな手段の子育て支援策が充実 5 女性が子育てしても、元の職場に元の給与で戻れる というのを完璧にやった上でに、結婚と出産を分離して60%以上が正式結婚外での出産。これで出生率持ち直した...
春の風景と自転車をめぐる写真
PONYBIKEについては https://www.fujii.fr/?p=5302&lang=ja [:]
春先の風景と、LRTのラッピングを利用した自治体の情報発信No2
ドイツや、ドイツ国境のストラスブールでは今、雪景色ですが、大西洋岸側にあるアンジェ市では、まちのあちらこちらにある桜、木蓮、椿、水仙等が一度に咲きだし、春の訪れを感じます。まちの景観を少しと、LRTのラッピング情報その2です。 今年のイースター(復活祭)は、早い(4月1日)。まちのチョコレート屋さんのショーウインドウは、復活祭のタマゴチョコで一杯になる。復活祭の日には、教会のミサの鐘が鳴ったあとに、庭に隠しておいたタマゴチョコを、子供たちが探すのが恒例のイベント。...