音楽祭は、夏至の夜に開かれる大掛かりなものばかりではない。人口が1万人以下のコミューンと呼ばれる最小の行政単位が30000もあるフランス。そんな小さな自治体でも、夏の間はさまざまなイベントが企画される。 ...
Urban Planning まちづくり
地方都市の市民音楽祭・夏至の夜に
バカンス(長期有給休暇)に住居を離れる人が多いので、7月15日を過ぎると急にまちの中が静かになるフランス。少し可笑しいのは、常時バカンス状態にあるはずの年金生活者たちも、「これからバカンスに出かける」と発言することだ。つまり、日常空間からの脱出、新しい土地を知ったり、遠方の家族や友人を訪ねたり・・・そういった普段の生活と異なる時間を過ごすことの定義が、バカンスの一つでもある。有給休暇は法定5週間。そのうち2から3週間を夏に消化する人が大半だ。...
6月のパリ・自治体が管理する都市空間と道路高度利用
右岸の川岸道路からクルマが排除され、歩行者専用空間としての景観整備が始まった モビリティーマターにおける、パリの変身の一つとして、セーヌ右岸の自動車道路の歩行者専用化についてこの春に写真を紹介した。https://www.fujii.fr/?p=4936&lang=ja その後、夏の観光シーズンを控えて着々と道路の『高度利用』の準備が進められている。...
地表集電で架線レスが見事な景観整備を可能にしたボルドー市
特に河畔区域の思い切った景観整備を行い、中心地の活性化、新しい住宅建設への着手、観光産業の振興に結びつけた。ストラスブール市でも景観整備を担当した、フランシス・キュリエ(Francis Cullier)氏はボルドーでの事業成果で2006年に都市計画グランプリを受賞した。...
3月25日市民フォーラム(於・龍谷大学)
3月25日に滋賀県庁と大津・湖南エリア地域公共交通活性化協議会の主催で、市民フォーラムが、龍谷大学で午後13時30分から開催されます。しばらく日本を離れられる宇都宮先生もお話されます。土曜の午後、是非この機会に琵琶湖までおでかけください。 PDFはこちらから市民フォーラムチラシ_170224-2...
パリの変身3・都市交通の多様な形
4)多様化する都市交通の供給 パリ首都圏の交通政策は、イルドフランス交通事務組合が一括して策定している。路線、運賃を決定し、将来の交通計画を策定し、実際の運行はSNCFやRATPに委託している。パリ都市交通供給は非常に多様化してきており、その利用度も郡を抜いている。 LRT 8路線 105Km 187駅 1日のパーソントリップ2億2300万人 地下鉄16路線 215Km 301駅 年間パーソントリップ15億2600万人(うち2線が無人運転 )...
パリの変身2・環境という名のもとに
[:ja] 環境の名のもとに実施されたもう一つのマイカー対策は 2)クルマ登録番号の偶数、奇数で運転日を分ける たとえばクルマの番号が :...
クリスマスイベントの事業主体は行政
[:ja] 今年もまたクリスマスマーケットが華やかに各地方都市で開かれている。現在の私の居住地アンジェ市では、まちの広場にサンタクロースと一緒に子供たちが写真を撮影できるコーナーが今年設けられた。 実はこんな企画も市役所が事業主体となっている。目的は一つ。中心市街地の活性化。クリスマスが近づくと、行政が企画する様々なクリスマスイベントのプログラムが各戸に配布される。...