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  • 2月号は「ラストワンマイル─モビリティとまちづくりから考える─」特集で、庄司先生、谷口先生、森本先生、加藤先生など、いつものように素晴らしい先生がたが執筆されています。私の2月号の記事はラストワンマイルには触れていませんが、正にモビリティとまちづくりの整合性がテーマの後編です。

  • 1月号では、フランスにおける公共交通を導入した都市空間の再編成や、特に車の中心市街地への進入規制の取り組みについて紹介しました。各都市はその固有の文化や歴史を尊重して、地域性の豊かな中心市街地の創出に成功しています。

(都市のインスタレーションアートと一体化させた、フランス東部の小都市ミュールーズのLRT電停)

  • 国としてのウォーカブルシティを後押しする政策があるため、その取り組みのプロセスや方法論には、各都市に共通した普遍性があるといえます。2月号では、道路空間の再配分を伴ったまちづくりがフランスで進む背景と要因を、主に制度面から紹介し、特に都市開発と交通計画が整合性をもって進められてきたことを説明しました。

(同じくミュールーズの中心市街地におけるLRT線路上の横断歩道。レッドペンキを塗装して遊び心のある空間を創出している。)

  • また実際にどのように自治体が主体となって都市政策を進めるのか、アンジェ市のLRT整備のビジネス・ストラクチャーを示して、官と民の具体的な関係を紹介しました。都市整備開発において、フランスのマスターアーバニストの役目、立ち位置も表とチャートで示しています。

アンジェ市のLRT第二路線整備工事(2021年9月撮影)。フランスではコロナ禍下でも、各地で公共交通(LRTやBRT)の新路線整備、延伸工事や改善工事が進んでいる。

  • 公共交通導入と沿岸の景観整備が同時に行われてきた様子をみてください。

 

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