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  • 質問・「救急車や警察車は、浮沈ボラートが下がっている時間さえも惜しいのでは・・・(日本的だが)」ボラートに関しては、10月の全国市町村国際文化研修所からのストラスブール市視察でも以下の質問があった。「ストラスブール市内の歩行者専用道路の始めと終わりに設置してある『浮沈式ポラード』は、センサーを付けるなど安全対策は万全か。また、石が詰まったりして動作しない等の不都合はないか、お聞きしたい。」 救急車などが万が一、ボラートが稼動せずに、走行が遅れた場合などを想定すると、日本ではやはり自治体は、手で簡単に移動できるバリケードを置く、という手段に頼らざるをえないそうです。
  • 歩行者専用道路標識が3つも。その間にボラートが。午前10時まで搬入車は、      このボラートを地面に沈下させ、歩行者優先空間にある商店にアクセスできる

     

  • 回答・ポラードが自働作動しない時は、手動で作動出きるようになっているので、「救急車などがポラード不作動で、通行できない」の様な事態は起こらない。尚、ポラードのメンテナンスは、ストラスブール市では「移動と交通局」の担当ではない。ストラスブール市役所は大きく分けて6つの事業部に分かれるが、そのうちの一つ「安全、予防、規制」部の中の「流通に関する自動制御と情報サービス局」が管轄している。ここで言う「流通」とは、歩行者や自転車の移動も含めた「交通移動」を指す。Service d’information et de régulation automatique de la circulation(SIRAC)。 いずれも回答はストラスブール市役所交通局長から。

 

  • しかし、万が一のケースを考えて、一般道路の歩行者天国化が遅れているわけではあるまい。「道路空間の再配分」「車に占拠されたスペースを住民に返す」という原則に賛成する市民全体のコンセンサスが大前提。浮沈式ボラートは方法論に過ぎない。


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