学芸出版社に主催していただいたセミナーには、多くの方から御質問やコメントを頂いています。「講演へのコメント」欄 https://www.fujii.fr/?page_id=388 も合わせてお読みください。以下、出版社の報告書を転載させていただきます。
学芸出版社編集部 2012-06-21 http://d.hatena.ne.jp/gakugei_today/20120621/p5より引用
6月20日の学芸セミナー「ストラスブールのまちづくり」、台風の谷間に挟まって無事開催できました。5月に100人ほどが集まった枚方LRT講演会とはうってかわり、研究者・行政担当者・NPOなど専門的な関心持つ方々30名ほどのゼミのような雰囲気で、藤井さんにもトラムの経済波及効果や合意形成の方法など、つっこんだお話をしていただきました。
冒頭に、『ストラスブールのまちづくり』に推薦文をいただいた京都大学名誉教授・青山先生より本書お特徴・意義についてお話いただきました。推薦文の依頼があった当初、帯に二三行書く程度かと思っておられたところ、内容の充実ぶりから「かなり時間をかけて推敲を重ね」られたとのこど。閉会後の会場では推薦文の様々なキーワードにも話題が集まりました。
本日21日は豊中まちづくりフォーラム。エコロジストの松本英揮さんとの初?のジョイントで、一般向けにわかりやすいお話をいただく予定です。
20日のアンケートから一部をご紹介します。
・面白いお話をありがとうございました。研究以外の観点を知ることができました。
・思ったより専門的でなくわかりやすかったです。ストラスブールの街のイメージが少しずつわいてきました。行政の職員として、住民合意形成の重要性を改めて認識しま
した。
・ヴァンソンさんのお話を伺ってフランスのまちを歩くとまちの姿が変わって見えてきます。ストラスブールの合意形成のプロセスは彼女にしかわからないことが多く大変勉強になりました。次回も楽しみにしております。
・内容が濃い話で良かったが、時間不足が残念。京都でも一般市民向けに開催できるとよいのでは。
・フランス人はまずトラムの導入について徹底的に哲学的な議論を尽くし、その後に技術的な詳細の話に入るという点が、日本と随分違っていると感じた。
・トラムを走らせるための市役所のバラエティに富んだ努力に驚きます。市役所で都市計画行政に携っておりますが、やはり通常は人事異動のため専門家は育ちにくいように感じます。また日本の都市計画でも法律や条令でかなり細かく合意形成の手続きが定められていますが、フランスとは行政側も市民側も土壌(教育・身近さ)が違うのかなとも思います。お互いに良いところを取り入れて、市民の合意のもと、良い都市計画、交通計画ができればと思います。
・今年の四月から交通政策の担当となり、まだ勉強中ですが、とても参考になりました。日本とフランスの文化が異なる中で、トラムが受け入れられるか自分でも勉強していきたいと思います。
・かなり行政寄りの内容ではありましたが、興味深く拝聴させていただきました。ありがとうございました。
・スライドが楽しく盛り沢山の内容で聞き応えがあった。内容が多岐にわたっていて奥深いので、時間が少なかったように思う。本を読んでお話を伺ったので、内容の理解が深まった。
0コメント