ページを選択
  • 質疑応答第二部は、講演会を主催したNPO H-Imagineの事務局・川添さんから宮崎LRT導入計画の概要説明がありました。

川添さん発言・宮崎市には平成16年からLRT計画があり、その時からストラスブールに注目している。昨年の市長選前にアッピールしたが、全然進まない。いろいろな路線を通したシナリオを考えているが、まちの骨格はそんなに簡単に変らない。交通結節点(大学、市役所、駅を結ぶ)はおのずと形が決まってきます。皆さんのお知恵を拝借したい。どのようにすれば計画を進めてゆけるのか? 【下図。NPO H-Imagineが発表しているLRT宮崎想定路線図】

ここで「会社をつくる」という提案がNPO代表からありました。名前はドレミファ交通!いっせいにどっと笑いましたが、九州には「ソラシド・エアー」があります。社長、社員は募集中で、事業計画はこれから。LRTに特化せず、公共交通、自転車、車と共存させて。

下のNPO H―Imagineの宮崎LRT事業計画を見てください。数字は少し古くなりましたが、営業見込み収入まで計算されています。   PDF宮崎市LRT事業計画案。NPO作成

  • 会場からの様々な意見がありました。

1.「コラボレーションしたほうがよい。既存の交通機関を考えるよりも、利用者のノウハウを使う?」

2.NPOメンバーのSOGAさんからのコメント。「富山の高岡・廃止になろうという時に、市民が立ち上がって存続に(RACDAが中心となって勉強会を開く)なった。それと同じで「公共交通は必要ですよ」、という勉強会を開く。啓発のイベントを開くことをしてはどうか?」

3.岡山でもワイン路面電車がある。県でのコンサートでいい音楽を聴いても、公共交通が無いと帰りの渋滞でいやな思いをする。恋も生まれない。「帰りに一杯飲んでいこうか。」という雰囲気が生まれる工夫も必要。

4.「鹿児島、熊本には路面電車はある、どうしたら宮崎にできるのでしょうね?」まずは市長のリーダーシップが必要でしょう。しかし私は疑問だった。宮崎は環境モデル都市でもあるので、海外を見て帰ってくるのがいい。(NPO会員の松本氏が格安欧州エコツアーを企画しています)。2つ目は、「公共交通に乗っていいんだなー」という実感が湧かないと。宮崎にもワンコインバスがあります。何がよくなったか?郊外からバスに乗ってくる人の利用者が増えた。段階的にあって次のステップになるだろうか?

5.宮崎は自転車利用が多い。これを公共交通と入れる必要があり、又自転車置き場が少ない。自転車活性化のためには公共交通の充実化が必要。高校生までは自転車でないと移動できない。

【下部写真・宮崎市メインストリート。トラム路線を導入する十分な道路幅がある】

最後に環境保全活動家で、NPO代表の松本英揮氏からのコメント

九州には路面電車が多いのに、なぜ宮崎には生まれなかったか?昔、日本に63都市で路面電車があったが、宮崎の人口規模が小さかったので敷設されなかった。そこで、モータリゼーションの時代に入ると、宮崎交通は『古くて新しい町』としてイメージを確立した。当時は路面電車がなくて、車が通りやすいイメージの方が近代的だった。日本が近代化する中で、宮崎は『太陽と海』と広い道路をを観光資源とし、自動車交通の便をよくしようとしてきた。

このたび、東京から自転車で帰ってきました。日本全国がまちづくりで行き詰っている。宮崎がこれから20,30年後にどうなっているか?地方の危機だから、公共交通などを充実化させてお金がなくて生きていける準備をする必要がある。私が企画している格安欧州エコツアーでは、日本全国からの参加者とのコミュニケーションも大切です。この旅行に参加すると青森八戸高専や法政大学では、単位として認められている(法政大学では費用半額負担。)宮崎でも認めてほしい。 松本氏のHPです。 http://www.miyazaki-catv.ne.jp/~ecohideki/index.htm

暮らしが変る、ということをみんなで考えていきたい。

帰りの宮崎空港で見たアート展

カテゴリー

0コメント

コメントを提出

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です