ページを選択

ベルリンの自転車とLRT

06 09 2014 | Actualités ブログ記事, Berlin ベルリン, Bicycle 自転車, LRT

  • NYではCITIBIKEと呼ばれているが(https://www.fujii.fr/?p=3444 )同じような乗り捨て式レンタルサイクルシステムがドイツでも展開されている。この7月に訪れたベルリンのレンタルサイクルの写真をご紹介する。
  • ドイツでは3つのレンタルサイクル事業者があるが、ベルリンで一番目についたのはDB(ドイツ国鉄)が運営しているCALL A BIKE。ベルリンには1750台の自転車を配し利用法はいたって簡単。スマートフォーンでロードダウンしたアプリケーションを通して、乗りたい自転車番号を選択する。会員カードがある場合にはカードを自転車の車輪の傍にある読み取り機の画面にタッチするだけで良い。http://www.visitberlin.de/en/article/call-a-bike
  • このドイツ式の特徴は、解除システムにある。いかにも頑丈な鍵をアンロックするわけだが、パリとは異なり、鍵はスタンドの頭(自転車のハンドルのところ)には設けられておらず、あくまでも鍵機能(写真の黒いワイヤー)は自転車に取り付けられている。
  • 自転車立てスタンドはただのコンクリートなのでステーションを設けるにあたって特別な費用がかからない。だからコンクリートブロックだけでステーションを配置できるので、経済的だ。
  • レンタルサイクルシステムはフランスのように自治体が入札を行い、運営業者に補助金を与えているケースもある。自治体の予算が使われているが、システム全体はスマートフォーンを日常使いこなしている者以外には、少し利用しにくいかもしれない。ベルリンDBの人に「高齢者から、若い世代向けのサービスに自治体予算をかけていることに不満が出ないか?」と尋ねたところ、「高齢者にはすでに多くの自治体予算が社会福祉のために投与されている。だから若い人を中心とした対象の交通サービスを設けても大きな反対はない」という回答が印象的であった。
  • さて、ベルリンには旧東ドイツ側に新旧両タイプのLRTが走行しているが、私の目を引いたのは、バスやLRTの窓に分かりやすく「バリアフリー」であることをアッピールしていること。
  • そしてベルリンの広場の中にトラムは完全に景観の一つとして溶け込んでいた。

  • また都市交通運営の一元化が進んでいるドイツでは1枚の切符で複数の交通機関を利用することができる。下はベルリン住民が利用している共通定期券。

カテゴリー

0コメント

コメントを提出

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です