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  • 歩いて楽しいまち (自転車と歩行者・傾いた外灯も絵になっているストラスブール都心)
  • 道路空間の再配分・フランスでは環境保護と、狭い路地に車が入り事故に繋がることを避けるために、「歩行者専用空間」や「歩行者優先区」の設置に熱心な自治体が多い。
  • ストラスブール市では都心での移動の3分の1が徒歩で行われているが、それでもまだ十分ではないようだ。1 Km以下の移動の25%がまだ自動車利用なので、これを何とかしようと徒歩推進のために、徒歩用の地図を街中に表示を進めるなどのあらゆる施策が2025年をターゲットとしたPDU【市役所が策定する都市交通計画】にも掲載されている。
  • たとえば、かつては道路幅全体の約39%が歩行者用だったが、現在では45%までを歩行者空間として、さらに自転車専用道路を敷設する形で、都心道路の整備を進めている。【写真左・39%幅が歩行者用】

【写真下・45%が歩行者用+自転車道路なので、自動車用空間の方が狭くなった。広くなった歩道にカフェが椅子とテーブルを出している】

又、プラン・マジストラル(Plan Magistral・素晴らしい中心的プロジェクト)と呼ばれる駅から市庁舎まで幅6mの歩道整備工事がすでに始まっており、「ふれあいゾーン」【フランス語では「出会いのゾーン」】が主に設けられる予定だ。さて、「ふれあいゾーン」とは?

  • ここで歩行者が利用する道路への、クルマ規制の区別を見てみたい。

1.ゾーン30・”ZONE30″ 歩行者専用ではなく、速度制限付きで自動車は侵入できる。歩行者は歩道に居る限りは優先権が守られている。【写真左】

2.ふれあいゾーン・”ZONE de Rencontre” 【フランス語を直訳すると「出会いのゾーン)】 車に対して完全な歩行者優先・歩行者が車道を歩いても、横断していても歩行者が優先される。車の速度は20Km/h 【写真下・ふれあいゾーン】

【写真左・ふれあいゾーン】

3. 歩行者空間 ・”AIRE PIETON” 歩行者と自転車のみの空間。 自転車にもゆっくりと走行してもらい、あくまでも歩行者を優先した空間 【写真下】

フランスの道路交通法では、都心でのクルマの制限速度は50Kmだが、 CUS【ストラスブール都共同体】の説明によると50Kmで走行する車と人間が衝突すると、3階からの落下と同じショックを受ける。だからストラスブール市では率先して、自動車への障害物や速度制限を設けて、走行規制をかけている。

ストラスブール市のドイツ側対岸のケール市の「ふれあいゾーン」

ハイキングや自転車散策をすぐにでも始めたくなるような、またこれも楽しいドイツのパネル。

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