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  •  2012年8月12日 那覇市環境政策課主催「公共交通セミナー」

女性の参加も多く、年代も20代から60代までのご参加者。2時間の間に多くの方の講和があり、密度高く、那覇市交通全体の課題を網羅したセミナーでした。

最初に都市計画課から「那覇市の交通政策」全体のデザインの説明があり、次に、沖縄モノレール株式会社から「モノレールの利用現状や課題」の紹介。いずれも15分なので全体像を把握するのが少し難しかったが、それでも参加者にはグローバルな観点から交通システム全般を考えていただく機会になったと思う。 「日本サイクリング協会」森氏は、京都での自転車専用道路などの紹介と、海外から沖縄に来るサイクリストたちが「非常に沖縄で走るのは危険だ」と辛い点をつけていることに言及。

「トラムで未来をつくる会」樋口氏は、沖縄における車利用の状況を数字を挙げて詳しく説明され、その後を受けて、私が車利用を併用しつつ公共交通を導入した「歩いて楽しいまちづくり」の話に続けた。44分とこれも比較的短い時間で、まず従来の路面電車とLRTの相違の説明から入り、都心へのトラム導入に伴う総合交通政策の紹介。会場の後ろのタイムキーパーさんが「時間終了」のパネルを見るまで、実は「あと5分」のパネルも目に入っていなかった。

市役所が用意したアンケート回答率は56%と高く、「セミナーの続編を望む」声と「もっとストラスブールの話が聞きたい」というコメントが圧倒的に多く、嬉しい。

またアンケート結果からは、多くの人が那覇市の交通渋滞を真剣に憂慮しており、解決に向けた新しい交通システムを模索している姿が浮かび上がってきている。中でも「公共交通を促進するには、インフラと市民組織が同調して進めなければならない。市民意識の改革に関わっている立場からいえば、行政が責任をもつべきインフラ整備を行政が進むことを望む」というコメント。8月の日曜日の午後のセミナーにわざわざ参加してくださる方は、やはり交通政策に対する関心度と問題意識が高いです。

  • 2012年8月12日 那覇市環境政策課主催「公共交通セミナー」

ストラスブールを語るには短い45分間

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