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  •    ニューヨーク市は、2005年から2008年にかけて自転車レーンを320Km整備し、自転車の利用者は1.7倍になったそうで、PlaNYCの最終目標では、2030年までに2880Kmの自転車レーンを作ることになっている。しかし、マンハッタンなどの中心市街地では自転車はほとんど見ないが、チェルシー、ソーホーなどの南部では若い人が自転車に乗っている姿を見るようになる。概して、自転車利用者の数よりも、自転車専用道路の整備の方が進んでいるという印象を受けた。【下記写真・結構大変そうなNYでの自転車利用】

しかし、利用者がパリほど目につかないといっても整備が整っていないわけではない。NY市は、駐輪スペースの増設にも熱心で、2006-09年の間に、3,100の公共駐輪用ラック、20の屋根付ラック、そしてアーティストのデービッド・バーンによる斬新なデザインの駐輪ラックを新設した。確かに欧州で余り見ないデザインの駐輪ラックがある。

だが自転車が簡単に盗まれるのはニューヨークもパリと同じらしく、或いはパリ以上に頑丈な鍵をつけて駐輪している自転車を幾台も見た。

そこで、NY市も建物の中に駐輪を認めることをを義務付けたり(一定の条件付けで“バイク・イン・ビルディングズ法(建物内自転車法)”駐車場まで自転車で行く人のために、100台以上の駐車スペースを持つ私営駐車場は、車10台につき1台分の駐輪スペースを設けなければらないという法律まで、2009年に可決したというから驚く。

駐輪はどの国でも、自転車利用推進にとって問題ということが良く分かる。

ニューヨーク市運輸局ウエブサイト:http://www.nyc.gov/html/dot/html/home/home.shtml

それからパリではまだ殆ど見ないが、ニューヨークに多かったのは電動自転車。それもアシストのように利用者が漕いでいるわけではなく、どちらかという簡易バイクという乗り方のように見受けられた。

しかし、何と言ってもニューヨークで見ていて楽しかったのは、ピトグラム。様々な標示があり、とにかく道路における自転車専用空間を市民に認めてもらおうという意欲!が感じられた。


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