「運輸と経済」10月号 ナントの総合的交通政策と15分都市構想(第2回)
・9月号で紹介したナントはまた文化政策においても卓越した都市戦略を実行してきた。2012年から毎夏行われている野外アートのイベント、「ヴォワイヤージュ・ア・ナント(ナントへの旅)」のプログラムのレベルの高さには定評がある。都市そのものを劇場とみなして、大がかりな複数のインスタレーションアートを中心市街地の複数の広場に設置し、美術館に足を運ばずとも住民が芸術作品を鑑賞できる(下写真)。このプログラムはコロナ下の2021年も実施され、今年は7月2日から9月11日まで行われた。...
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「運輸と経済」12月号 スマートシティ・On Dijon No2
11月号では、ディジョンにおけるスマートシティ構想実現の現状を、プロジェクトが市民に何をもたらすのか?という観点から紹介しました。12月号ではスマートシティの制御を司るコントロールセンター実働までの過程とそのビジネスモデル、またデータ管理の方法について紹介しています。...
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ストラスブールのクリスマス
ストラスブール市の観光誘致策として、クリスマスマーケットの伝統が活かされたことは、拙著「ストラスブールのまちづくり」でも述べたし、講演でも良く紹介しています。クリスマス関連商品を並べる屋台は、中世からライン河をはさんだ村落で存在したが、ストラスブール市では10年ほど以前から「トラムに乗ってマルシェ【フランス語の市場】に行こう」の観光キャンペーンを打ってきた。かつては冬場はホテルの稼働率が50%を切っていたが、2009年度にはクリスマスマーケットが開催されている11月第4週からの1ヶ月の間の観光客数が200万人を突破した。人口27万の都...
PDU(交通マスタープラン)
沖縄EST創発セミナーでの石田教授のお話に戻り(赤字は石田先生、及び小嶋氏のご発言から)、新しい交通のあり方へと人を動かすためには 拡大MM(モビリティ・マネジメント)とコミュニケーション参画型行政が必要であり、 総合政策として『交通だけでなく、都市経営『健康・福祉・安全・安心・税収・都市活性化』が必要、とまさにストラスブール市が行ってきた交通都市計画の重要性を説かれた。...
ESTセミナー・レポート
2013年 9月 18日 沖縄EST創発セミナーで公共交通のあり方についての興味深いお話がありましたので、ご紹介します。(赤字はセミナーでお話された石田先生又は両備グループCEO小嶋氏の表現から) (写真下・ 左端・小嶋氏、右端・石田氏) 筑波大学システム情報工学研究科・石田東生教授のプレゼン表題は『クルマに頼りすぎない環境負荷の少ない交通システム』。まず『車とわれわれのくらし、都市、社会』として車社会の弊害【都市の外延化、CO2排出の増加、エネルギー消費】を数字をもって説明され、好循環への次の3つの視点を挙げ、...
国交省道路局講演レポート 道路空間の高度利用
夏の国政研から半年、イチョウの葉の黄色がまばゆい国会議事堂前の国交省・道路局で12月4日に「まちを元気にするマルチモーダルな道づくり」の表題でお話する機会をいただきました。ちょうど秘密保護法案審議中でしたが、国会前は4日の午後は静かでした。(写真上・主催機関である(財)道路環境・道路空間研究所の並河研究理事) 以下、道路環境・道路空間研究所のご説明による。 道路行政は、道路が有する新たな価値の創造を考えています。 www.mlit.go.jp/common/001014905.pdf 今後の道路政策の検討にあたっての基本的な視点...
合意形成 4 「国境を越えたストラスブールとケールの合意形成」
ストラスブール市中心部から自転車で30分足らずでライン河。川を越えるとドイツで、その対岸のケール市まで2.9KmのLRT延伸工事の合意形成がこの夏終わった。国境を越えるプロジェクトにどのように合意形成の面で対応しているのだろうか? 実は対岸のケール市までのLRT延伸は、20年前に初めてストラスブール市にLRTを敷設した当時のトロットマン市長の悲願でもあった。ストラスブールで 路面電車の最後の路線がはがされたのは1966年だが、実は戦前には、ケール市までもライン河を超えて路面電車が走っていた。(写真下参照)。写真でも分...
合意形成 3 「LRT導入時に道路迂回を伴う場合」
合意形成のステップ『事前協議』と『公的審査』が終わると、自治体は交通計画を策定し議会の承認にかける。それから官選の知事に『公益宣言DUP』を申請する。かつては中央政府の首相がDUPを発令していたが、地方分権化の流れで現在では各都道府県の知事の発令となっている。DUPは、ストラスブール市のBRT計画のように、土地収用の必要が無い場合には必要とされない。しかし、合意形成のプロセス(事前協議と公的審査)は、公益性のあるすべての計画に義務付けられている。...






