パリ市役所前広場の緑化
・パリ市が環境保全という切り口から都市空間の再編成を大胆に進めてきていることは、すでに多くの機会にお伝えしてきました。来年のパリ市長選挙を控えて、益々、最近のパリ市内の緑化整備(街路への植樹、ローターリー広場の緑化など)や、モビリティの再編成(車道を歩行者専用道路に転用、或いは自転車専用道路の整備)のための工事が、至る所で目につきます。中でもパリ市庁舎前の広大なスペースの大がかりな再整備が現在進行中です。 ...
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パリ市役所前広場の緑化
・パリ市が環境保全という切り口から都市空間の再編成を大胆に進めてきていることは、すでに多くの機会にお伝えしてきました。来年のパリ市長選挙を控えて、益々、最近のパリ市内の緑化整備(街路への植樹、ローターリー広場の緑化など)や、モビリティの再編成(車道を歩行者専用道路に転用、或いは自転車専用道路の整備)のための工事が、至る所で目につきます。中でもパリ市庁舎前の広大なスペースの大がかりな再整備が現在進行中です。 ...
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コロナ下での欧日移動 (欧=>日編)
この秋にミラノ―大阪を移動しました。現時点ロックダウン中の欧州で、たとえばミラノ市民はミラノ市から移動不可(仕事上のモティーフがある時は可能)。フランスでは自宅から20Km以上は移動禁止、などの細かい制限のある中、遠い日本まで無事に往復旅行ができました。(私がミラノを出た時は、まだイタリアではロックダウンはなかった)。これから移動する必要のある人達へのご参考までに、この特殊な状況下における旅の様子を記録します。ただし、このレポートは2020年11月のもので、今後規制内容も変化することが予想されます。...
日本の秋
時節柄、お知らせを控えていましたが、無事に2週間の自主隔離(空港でのPCR検査陰性でも要請されます)を終えて、今大阪にいます。関空でのPCR検査体制は効率的、かつスタッフが親切で、さすが日本と感じるスムーズなテキパキとしたプロセスでした。...
新型コロナ感染第二波のフランス
学校が始まり、大学生たちも休暇から戻り、フランス、イギリス、スペインで新型コロナ感染者の拡大が止まらない。上のグラフでも見えるように急カーブで数値が上昇している。フランスの累計感染者数は55万人を突破して、一日の新規感染者数も毎日1万人以上(ただし一週間に100万件近い検査をしている。徹底して検査を行い、陽性患者には自主隔離を促して感染拡大を防ぐことが目的)。そして検査の陽性率も7,6%だ。ICU(集中治療室)に占めるコロナ患者率も少しづつ上昇し、9月26日で19%。まだ医療崩壊を起こすようなベッド占有率ではないし、医師団もこの春に比...
Covid-19対策満載の新学年が始まりました
イタリアでもフランスでも、五月雨式に今週から学校の新学年が始まりました。なぜ五月雨式かというと、学年によって入学日をずらしているからです。規則は国、地方、学校によって少しずつ異なりますが、中学生以上はマスク着用義務、教室では1メートル以上の距離(イタリアではこのために、240万台の一人机をオーダーした)、頻繁なアルコール消毒(たとえば休憩時間の終わりには、必ず教室に入る前に手の消毒)など、出来る限りの措置を取り、コロナ拡散を抑制を図る。大学は10月からだが、原則としてオンライン授業ではなく、通常の形に戻る。...
暑中お見舞い申し上げます。Covid-19と共存する欧州の夏 2
日本は異常な暑さが続くようですが、お盆休みも終わり、いかがお過ごしですか? 8月15日はAssomption (聖母の被昇天(せいぼのひしょうてん)祭。聖母マリアがその人生の終わりに、肉体と霊魂を伴って天国にあげられたという信仰、あるいはその出来事を記念する祝日。フランスではこの8月15日を境に、人々はバカンスから少しづつ都会に戻ってくる。...
Covid-19と共存する欧州の夏 1 フランス マスクとビアリッツのBRT
春に猛威をふるったCOVID-19は欧州で20万人以上の死者を出し、フランスは30172人を占める(7月22日現在)。2019年度同時期の死亡者数を25〜30%上回る数字だ。しかし観光産業がGDPの10%以上を占めるフランス、イタリアなどは夏の休暇時に少しでも経済を回す必要がある。6月15日からはEUシェンゲン圏内の移動が自由になり、7月1日からは日本や中国など15か国にも国境が開かれた。...