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  • 静岡市公共交通シンポジウム 2012年9月5日

「公共交通が『街』『生活』を変える・「環境」、「健康」、「交流」、「賑わい」を育むLRTの実現に向けて」

実はこのサブタイトルが、このシンポジウムのすべてを語っている。

当日のシンポジウムでは、LRTにとらわれることなく、「どんなまちをつくりたいのか?」というヴィジョンを大切に育てて、その上でのまちづくりの交通手段として、トラムが最適であるかもしれない、という立場から私もお話をさせていただいた。

まずLRTありき、ではなく、今の静岡市にとって何が必要とされるか、市民のLRT導入案に対する評価を模索するシンポジウムであったが、田辺市長自身が「LRT導入可否の決断をどこかの時点で行いたい。」踏み込んだ発言を冒頭にされた為、パネルディスカッションでもLRT導入の財源確保の課題など、かなり具体的な討論になった。市長は、また2012年度の『世界のすみやすい街』の上位3位のメルボルン、バンクーバー、ウイーンの共通項の一つとして、『自動車がなくても移動できる回遊性の高い都市』であることにも言及された。又、路面電車軌道に芝生を導入した時期に鹿児島市に赴任されていた、山本克也静岡市現副市長と、静岡市の鉄道事業を担う静鉄の酒井公夫社長が、パネルディスカッションでは、都市交通のご専門家の先生方とは少し違った角度からもご発言された。

シンポジウムの内容については、静岡新聞が大変詳細に紹介して下さっているので、まずその記事掲載から。

パネルディスカッションの出演者

(コーディーネーター: 川口宗敏/静岡文化芸術大学大学院教授)

(パネリスト : 久保田尚/埼玉大学大学院教授.  ヴァンソン藤井由実.  酒井公夫/静岡鉄道株式会社 取締役社長.   山本克也/静岡市 副市長.)(  司会: 史絵 /鉄道ジャーナリスト)

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