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静岡市(清水地区)公共交通セミナーレポート 2 「清水地区LRT導入検討協議会が設立」

23 01 2013 | Actualités ブログ記事, Concertation 合意形成, Conférences 講演, LRT, Shizuoka 静岡市, Tramway-路面電車, Urban Planning まちづくり

  • 1月19日の静岡市清水地区における「公共交通シンポジウム」にさきがけて、12月13日に「静岡市清水地区LRT導入検討協議会」が設立されました。市民・経済界・交通事業者などと連携・協力して、課題解決に向けた議論や意見をいただくことを目的に、第1回協議会が開催され、2013年秋までに計5回の会合を儲け、LRT導入の課題と対応策を取りまとめるという、合意形成のステップに入った。

地域公共交通の事業体である「静岡鉄道」や、「しずてつジャストライン」が協議会のメンバーになっていることも心強い。 やはり、将来の運営主体となる民間交通サービス事業体の協力は、LRT実現化に欠かせない。「自治体、市民、交通事業体」の{三位一体}である。

又、市役所自身が、この協議会の立ち上げプロセスの事業主体となっていると思われるが、折角、市民の関心が高まってきた機運を上手くとらえて、求められる事業計画を、市民に惜しまず開示してほしい。

LRTの想定路線、運送能力、まちの再整備のグランドデッサン、できれば工事中の車の迂回ルート、工事のコスト、工事期間、減価償却期間など、市民からあらゆる情報開示を求められるはずだ。十分な事前調査や資料は整っていると思うが、これからは必ずしも交通の専門家ではない、一般の人が読んでも分かりやすい資料を準備することが必要だ。

尚、2013年1月に、静岡地区でも同様の会合の開催が予定されている。

多分、都市交通計画では今まで日本では余り実行されてこなかった、広く市民を対象とした 事前協議の試み。これからも静岡市の動きに注目します。(記事は中日新聞2012年12月14日)

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