Walkable city ウォーカブルシティ

80億円予算で行うノートルダム大聖堂前広場と周辺の緑化整備

80億円予算で行うノートルダム大聖堂前広場と周辺の緑化整備

2019年の火災事故のあと5年をかけて主な改修工事を終えたノートルダム寺院の一般公開が、昨年度の12月から始まりました。多額の修理コストにもかかわらず、フランス政府は大聖堂入場無料の方針を貫き、年間1500万人近いといわれる観光客はあらかじめネットで入場予約を行うことも可能になりました。当初はあっという間に入場予約枠が埋まったと言われていましたが、予約せずとも当日並んで見物することもできます。3月の晴れた日、大聖堂の前で15分ほど並んだだけで、案外スムースに中に入れました。...

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パリ市役所前広場の緑化

パリ市役所前広場の緑化

・パリ市が環境保全という切り口から都市空間の再編成を大胆に進めてきていることは、すでに多くの機会にお伝えしてきました。来年のパリ市長選挙を控えて、益々、最近のパリ市内の緑化整備(街路への植樹、ローターリー広場の緑化など)や、モビリティの再編成(車道を歩行者専用道路に転用、或いは自転車専用道路の整備)のための工事が、至る所で目につきます。中でもパリ市庁舎前の広大なスペースの大がかりな再整備が現在進行中です。        ...

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三日月知事にパリの都市空間再編成をご視察頂きました

三日月知事にパリの都市空間再編成をご視察頂きました

コロナ前にナント市でご一緒させて頂いた滋賀県三日月知事と、冬のパリで再会、新しい街の様子をご紹介させていただきました。三日月知事は都市や交通計画に関心をお持ちいただいており、2023年のパリのウオーカブルシティについての当方の講演内容についても以下のようなコメントを頂いておりました。https://www.fujii.fr/actualites/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%81%a8%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e3%82%a6%e3%82%a9%e3%83...

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国政選挙、バカンス突入、パリ祭、そしてオリンピックの夏

国政選挙、バカンス突入、パリ祭、そしてオリンピックの夏

国政選挙があったが、多分オリパラが終わるまでは現在の内閣が引き続き日常業務を続行することになったフランス。バカンスへの出発が最も多い7月第2週目の週末を経て(7月5日まで小、中学校があるため)、7月14日にパリ祭が行われた。ちなみにパリ祭とは日本での表現で、フランスでは革命記念日として「7月14日祭り」と言う。日中は軍事パレードが行われ(今年はオリンピックの準備があるのでシャンゼリゼ大通りではなく、並行したフォッシュ大通りで)、夜は世界50か国に同時中継される「パリのコンサート」が華々しく開催された。...

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2024年4月12日 国際交通安全学会賞贈呈式「フランスのウォーカブルシティ」

2024年4月12日 国際交通安全学会賞贈呈式「フランスのウォーカブルシティ」

・2024年4月12日は、東京の経団連会館で、国際交通安全学会の2023年度研究調査報告会と、学会賞の贈呈式に参加させていただきました。https://www.iatss.or.jp/society_presentation/2023_ceremony.html  先生方のご発表内容はどれも大変興味深いもので、リンクをクリックしていただくと、動画とご発表資料をご覧になっていただけます。...

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パブリックスペース活用事典(2023年12月)

パブリックスペース活用事典(2023年12月)

「パブリックスペース活用事典: 図解 公共空間を使いこなすための制度とルール 」に、パリの15分都市構想について寄稿させていただきました。 泉山 塁威 (著, 編集), 宋 俊煥 (著, 編集), 大藪 善久 (著,...

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モンペリエ(その2)・フランスのウォーカブルシティ

モンペリエ(その2)・フランスのウォーカブルシティ

モンペリエ市はフランスを代表する公共交通ネットワークを持っているだけでなく、中心市街地を完全に歩行者専用空間化したウォーカブルシティでもある。 ・この広場を1960年代から撮影してきた写真家がいる(当時、都市の空中写真を撮影する事業はラシーヌ・ミッションと名付けられていた)。1967年から50年間、オシュグルー(O'sughrue)が撮影してきた写真が、現在工事中であることを知らせるパネルに紹介されており、フランスの都市構造が車社会から歩く人を中心とした街に変遷してきた経緯が良く分かる、歴史的な証拠となっている。  ...

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