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Walkable city ウォーカブルシティ

国政選挙、バカンス突入、パリ祭、そしてオリンピックの夏

国政選挙、バカンス突入、パリ祭、そしてオリンピックの夏

国政選挙があったが、多分オリパラが終わるまでは現在の内閣が引き続き日常業務を続行することになったフランス。バカンスへの出発が最も多い7月第2週目の週末を経て(7月5日まで小、中学校があるため)、7月14日にパリ祭が行われた。ちなみにパリ祭とは日本での表現で、フランスでは革命記念日として「7月14日祭り」と言う。日中は軍事パレードが行われ(今年はオリンピックの準備があるのでシャンゼリゼ大通りではなく、並行したフォッシュ大通りで)、夜は世界50か国に同時中継される「パリのコンサート」が華々しく開催された。...

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2024年4月12日 国際交通安全学会賞贈呈式「フランスのウォーカブルシティ」

2024年4月12日 国際交通安全学会賞贈呈式「フランスのウォーカブルシティ」

・2024年4月12日は、東京の経団連会館で、国際交通安全学会の2023年度研究調査報告会と、学会賞の贈呈式に参加させていただきました。https://www.iatss.or.jp/society_presentation/2023_ceremony.html  先生方のご発表内容はどれも大変興味深いもので、リンクをクリックしていただくと、動画とご発表資料をご覧になっていただけます。...

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パブリックスペース活用事典(2023年12月)

パブリックスペース活用事典(2023年12月)

「パブリックスペース活用事典: 図解 公共空間を使いこなすための制度とルール 」に、パリの15分都市構想について寄稿させていただきました。 泉山 塁威 (著, 編集), 宋 俊煥 (著, 編集), 大藪 善久 (著,...

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モンペリエ(その2)・フランスのウォーカブルシティ

モンペリエ(その2)・フランスのウォーカブルシティ

モンペリエ市はフランスを代表する公共交通ネットワークを持っているだけでなく、中心市街地を完全に歩行者専用空間化したウォーカブルシティでもある。 ・この広場を1960年代から撮影してきた写真家がいる(当時、都市の空中写真を撮影する事業はラシーヌ・ミッションと名付けられていた)。1967年から50年間、オシュグルー(O'sughrue)が撮影してきた写真が、現在工事中であることを知らせるパネルに紹介されており、フランスの都市構造が車社会から歩く人を中心とした街に変遷してきた経緯が良く分かる、歴史的な証拠となっている。  ...

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マルセイユの夏(その2)・ウォーカブルシティ

マルセイユの夏(その2)・ウォーカブルシティ

・実はマルセイユ市はフランスで14あるメトロポールと呼ばれる広域自治体連合の中でも、「ウォーカブル」レベルが低い方で、ストラスブールやナントの中心市街地に比較すると、「車が多いなー」という印象を受ける。それでも旧港付近の旧市街全域や、ブティックや飲食店が並ぶ中心市街地の一部は完全歩行者空間化された。     ・マルセイユの夏(その一)の地図にある「地中海文明博物館」からこの日傘がある地点まで、マルセイユ市は歩行者専用道路を整備した。...

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マルセイユの夏(その1)・ウォーカブルシティ

マルセイユの夏(その1)・ウォーカブルシティ

・7月14日のパリ祭から8月15日の聖マリアの昇天祭までが、フランスの夏のバカンスのハイシーズンで、パリの人口の約半分が首都を離れる。フランス人全体のバカンス先は圧倒的に海辺が多く(大西洋岸から地中海沿い、コルシカ島など)約8割に達する。だから、たとえばマルセイユは夏も人口が減らない観光地でもある。地中海に面した人口87万人のマルセイユ市の中心市街地にある旧港前広場はかつては車で混雑していたが、今では歩行者専用道路が車道に沿って整備された。...

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