・7月8日の夜のコンサートの翌日の7月9日は快晴。予定通り、LRTの新電停で幾つかの主に子供向きイベントが開催された。
Angers アンジェ
2023年7月8日 アンジェ市B/C線開通!!No1
5年の工事年月を経て、ANGERS(アンジェ)市のLRT第二路線B線及びC線が7月8日に開業しました。C線の南側は、すでに存在するA線の線路を利用するので、実際に新規に敷設した路線距離は9.9Kmです。これで都市の東西南北にLRTが走ることになりました。B線の東側は大学キャンパスや寮が多い学際地区、西側は郊外の一軒家が並ぶエリアを通り抜けて低中所得者向けの団地が多いエリアまで伸びています。 (出典・|Ouest-France誌。写真・Amelie Fontaine)...
「運輸と経済」6月号と7月号 フランスの合意形成
「運輸と経済」6月号と7月号は、フランスの合意形成についてです。6月号では合意形成の法的枠組みと、最近の傾向や特徴をまとめ、7月号ではアンジェ市における駐車場の歩行者専用空間への転用について行われた住民集会を実例として、合意形成の一環として行われたコンセルタシオン(事前協議)におけるプロセスやその具体的な手法を示しています。...
「運輸と経済」2022年2月号「モビリティを包括した街路整備・後編」
2月号は「ラストワンマイル─モビリティとまちづくりから考える─」特集で、庄司先生、谷口先生、森本先生、加藤先生など、いつものように素晴らしい先生がたが執筆されています。私の2月号の記事はラストワンマイルには触れていませんが、正にモビリティとまちづくりの整合性がテーマの後編です。 1月号では、フランスにおける公共交通を導入した都市空間の再編成や、特に車の中心市街地への進入規制の取り組みについて紹介しました。各都市はその固有の文化や歴史を尊重して、地域性の豊かな中心市街地の創出に成功しています。...
「運輸と経済」2022年1月号「モビリティを包括した街路整備」
・大阪市の御堂筋を初め、日本でも歩行者専用空間づくりが進展しています。国土交通省の発表によると2021年10月31日時点で 、まちなかウォーカブル推進事業に316の団体が申請。フランスでは特に「Walkable city」という表現は使わないが、中心市街地で車を排除して歩行者専用空間の整備を進め...
LRT導入工事における自治体の発信法 No2
自治体がどのように、LRT導入工事を積極的に市民にアッピールしているかは、すでに、https://www.fujii.fr/?p=5415&lang=jaでご紹介した。普通の公務員の顔写真パネルを公共空間に置くことには、反響があった。アンジェ市のトラム局長に聞くと、「あれは、架橋工事に必要な工具などの置き場を、上手く隠すため」と、実にあっさりとしていた。そんな、架橋工事の秋の進捗状況です。...
アンジェ市の野外演劇祭(2018年9月)
今年の演劇祭のテーマは「工事」。LRT第二路線、架橋工事を始め、スケートリンク、国際会議場など街中で工事が現在進行中で、不満を唱える市民が多い。こんなユーモアも大切。すべてのパフォーマンスは鑑賞は無料。主催は市役所。土曜日の夜の中心広場はさらに人出が増えた。 夏の間のプレイスメイキングを、9月初頭に撤去し、突如現れたクレーンと銀玉。クレーンは演劇祭のテーマの「工事」から。銀玉は夜間の照明に使われた。 工事がテーマなので、安全ベストを着用して、街に繰り出した人も多かった。 広場にそのまま座って観劇するお芝居。本当に気楽に楽しめる。...
公共空間としての広場とアーバンファーニチャー
2ケ月ごとに、アンジェ市の中心広場のインテリアが変わります。市役所の公共空間整備課の担当ですが、7月1日になっても広場の準備はできていませんでした。自治体がどのように、都市空間を管理しているかは、https://www.fujii.fr/?p=5126&lang=ja をご参考にしていください。 木をふんだんに使った、広場の新しい表情とお化粧が、やっと昨日オープンしました。プレイスメイキングという表現が、日本では使われているようです。...