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  • さて、イタリア・ミラノから離れて、久々のフランスに関する記事の投稿です。フランス語を大学で学んだ者としては、白水社、という言葉には懐かしい響きがあります。何しろ、第一学年の最初のフランス文法の教科書が白水社でした。とても良くできたコンパクトな教科書で、フランスに来てからも(フランス語は読めたが、話せなかった・・・)、最初の頃は手元に置いていました。

  • フランス一色の白水社「フランス11月号」の特集テーマは商店街で、11月号の巻頭特集として、14頁も自由に書かせていただいた。

  • この特集号では、最新のフランス情報をパリ在のジャーナリスト・広岡裕児さんにお願いした。広岡さんは政治、経済、社会問題などを中心に幅広くフォーサイトや文春ニュースなどのWEBニュースに投稿される第一線のフランス通ジャーナリストで、ペーパーベースのメディアにも執筆されている。著書も「EU騒乱」など多数。何しろロックダウンが続き私はフランスには殆ど行っていないので、やはり、現地の生の情報は現地で生活されている方に執筆していただいた方が良い。

 

  • 久方ぶりに交通から少し離れてフランスの商業調整政策をまとめた。しかし、賑わう地方都市には必ず都心への足が確保されている。フランスの商店街状況全体を俯瞰した記事ではあるが、地方都市の事例として挙げたカンペール(パリから北西560KMに位置する。カンペールは、フランスの約300の各種全国チェーン・フランチャイズの団体フランス専門商業促進連盟(Procos)の2019年度「中心商店街改善賞」で、経済圏20万~50万人の中都市部門において74の候補の中から第2位に選ばれている)での、小型電気シャトルバスを紹介した。
  • 2018年の空き店舗率14.4%であったカンペールが、「中心商店街改善賞」を受賞した理由の一つが中心街での小型電気シャトルバス無料サービスであった。このほかにも、土曜日の路線バス無料化、長距離観光バス(1年間に100万人が訪れる)のアクセスの工夫などにみられるモビリティ対策などが挙げられている。

カンペール中心街を走る小型電気シャトルバス(無料サービス)・写真撮影は広岡氏

  • 交通以外には、住宅改修事業―都市再生プログラムを利用した、市街地における住居事情の改善や、2017年から空き店舗税を適用させていることがあげられる。「このように自治体が積極的に地域の発展、商店街の活性化にかかわり、まず「行ってみたいと思う魅力的な中心街」を作ることが、元気な商店街を保つために肝要と思われる。」と記事をまとめた。

カンペールの聖コランタン大聖堂と商店街 (写真撮影は広岡氏)

 

久方振りのフランス一色。白水社「フランス」表紙の裏頁。このフランス関連新著のタイトルで、現代フランス社会の課題が良く分かる。多民族国家、アイデンティティ、社会格差、日本より30年先をゆく新しい家族の形・・・

 

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