- JAIM (全国市町村研修財団・国際文化研修所について
静岡では、とても嬉しいことがありました。2012年9月にストラスブール市をご案内した全国各地の自治体チーム13名のうち8名もの方々が、講演にご参加くださいました。遠方では香川県からも! まちづくりに関心がある方は好奇心も旺盛で、ストラスブールでも1分の無駄もなく大いに歩き回った皆さん。今回も静岡のシンポジウムご参加のあとも、中部地方で週末をたっぷりと堪能されたようです。
さてプチ同窓会の皆さんと、JAIM (全国市町村研修財団・国際文化研修所)が企画した「平成24年度環境とユニバーサルデザインに配慮したまちづくり」の研修の一貫として、ストラスブール市を2012年9月に訪問。現在策定中のPLU(地域都市計画)の責任者チームから、合意形成のあり方などのレクチャーをみっちりと受けました。2030年を見越したグランドデッサンを描いてまちづくりにあたっています。
- ストラスブールの都市交通計画(PDU)と広域都市計画(PLU)
こういった「・・・計画」が決して口先だけではないことは、今から20年前に策定されたPDU(都市交通計画)の構想どおりに、ストラスブールの交通計画が進んだことが今立証されている史実が証明しています。1990年代初頭に策定されたLRT想定路線とほぼ同じ形で、現在公共交通が運行されています。
この昔の資料を見た時の私の驚きを察してください。同市の政権は、左派ー右ー左と激しい選挙を経て変遷してきたにもかかわらず、当初のプランが施行されました。この新しいPLUもきっとその内容がこれから実現されることでしょう。ちなみに2025年をターゲットとしたPDU草案も完成していますが、「交通計画をまちづくりの上位概念としてとらえる」という原則にのっとり、本年度中にPDUの内容はPLUに包括されることになっています。
ストラスブール市が2008年から力を入れている新しい合意形成の手法、「近接民主主義」(草の根民主主義)についてはまたあらためて紹介します。
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