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まちづくりと文化

税金の使い方という観点から、私は行政の文化に対する支援についても、ストラスブールの例を紹介しました。

ヴァンソン藤井

「人口27万人のストラスブール市予算の25%が、芸術などをサポートする文化予算にあてられている。たとえばオペラ座の運営コストの半分は、市からの補填で補われている。統計では5人に1人の市民が、1年に1回オペラ座に足を運ぶ。しかし、市民全員が文化施設の恩典を受けるわけではない。それで市民から『税金の無駄遣いではないか』という批判の声が出ることはないのかと、市役所に質問した。「文化と芸術を振興することは、直接恩恵に触れない市民も、文化都市というまちのイメージの向上を通して、たとえば投資した不動産の価値が保障される、などの間接的な恩恵を受けています。だから、非難めいた意見は聞きません」という回答。

つまり、都市交通もアートも、投資した費用は明確に分かるが、その効果はなかなか数値化できないものですが、まちづくりに、双方欠かせない要素です。昨日のサミットでも音楽の演奏がありましたが、文化、交通、まちはつながっている。特に交通は我々一人ひとりの一般生活に密接しているので、もっと多くの人、女性も含めて、興味を持っていただけると嬉しい。」

塚本教授

気運を盛り上げて、LRT推進をする必要があります。行政との協力も必要です。

通天閣 西上社長 

文化も路面電車も地域密着型です。 新世界も阪堺電車も100年祭を迎えます。路面電車には人を運ぶだけでなく、文化も運んでほしい。お茶をやるような路面電車があってもよい。市民に注目されて利用される都市交通として発展してほしい。

史絵氏(鉄道ジャーナリスト)

路面電車には様々な利用法があり、たとえば貸切で、クリスマスなどのイベントを行えることも魅力の一つです。 様々な用途に路面電車を活用して、話題性を提供し、賑わいをもたらすことができます。また 沿線沿いの商店のPRを路面電車に搭載して、広告料ももらうくらいの積極性があっても良い。


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