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静岡市(清水地区)公共交通セミナーレポート 4 「静岡市・合意形成へ『新型路面電車の導入検討会』と市民の認知度」

25 01 2013 | Actualités ブログ記事, Concertation 合意形成, Conférences 講演, Debate 講演会での質疑応答, LRT, Media メディアで紹介された記事, Shizuoka 静岡市, Tramway-路面電車, Urban Planning まちづくり, Walk zone 歩行対策

  • 新型路面電車の導入検討会NHK On Line News 1月23日 動画もあります。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034968671.html?t=1358978598026

「静岡市が新しいまちづくりを進めるために導入をめざしている新型の路面電車、「LRT」について、葵区と駿河区の関係団体が課題などを話し合う初めての協議会が23日に開かれました。静岡市役所で開かれた協議会には葵区と駿河区の市民や経済界、それに交通事業者などから11人が出席しました。はじめに協議会の会長に選ばれた埼玉大学大学院の久保田尚教授が「LRTは魅力的ですが、導入に向けた課題もたくさんあり、みなさんの連携と協議がなければ解決できません」とあいさつしました。このあと、静岡市の担当者が新しいまちづくりの考え方や静岡鉄道の新静岡駅と七間町を結ぶ路線、新静岡駅と駿河区役所方面を結ぶ路線の構想などを説明しました。これに対し、出席者からは「まちの魅力をいかに高めていくかを考えることが大切だ」とか、「中心市街地や交通政策などさまざまな視点で検討するとともに市民の税金を使う事業であることを しっかり認識する必要がある」といった意見が出されました。」

協議会は、ことし9月までにあと4回開かれ、LRT導入に向けた課題の対応策をまとめることにしています。静岡市は、清水区でもLRT導入の検討協議会を先月、開いています。 01月23日 21時22分(引用終わり)

  • 市民の合意形成はこれからさらに重要性を増すが、このたびのシンポジウムについて、案外まちの人(LRT走行予定路線の営業店でも)たちが余り情報を持っていない、という声を聞いた。

1月19日シンポジウム開催はテレビでも紹介があり、静鉄でもチラシが貼られたが、確かに静岡市や清水駅構内ではアナウンスを見かけなかったのが私も気になっていた。今後もっと一般の市民にLRT構想や、この「検討協議会」の存在を知っていただくための参考として、下記のTwitterからのお声を記載する。

「静岡市はLRT構想時点でポテンシャルが高い街でしょう。バスや静鉄電車にICカード1枚でスイスイ乗れることや、新静岡のバスターミナルの様子などを見ても、バスや公共交通に力を入れている街という印象を受けました。静岡市の構想期待してます!」

「公共交通ユーザーの学生さんやベビーカーを押す子連れのママさん方なども含めて、幅広い一般市民とLRTやまちづくりについて「対話」する必要があるでしょうね。」(藤井コメント・確かに「導入協議会」の委員もテレビ映像で見る限りでは、男性ばかりなのが目につきました。しかし、「静岡LRTを走らせる会」の会長が女性であるおかげか、静岡シンポジウムではこの種の集まりとしては、女性の参加者が多い、とお聞きしています)

「一般市民へのLRTの認知度ですが、静岡市中心部で聞き取りを行いました。まちづくりに関心が高いとみられる、呉服町と浅間商店街のまちづくり支援センターでLRT計画のことをお聞きしましたが、誰も「知らない」とのこと。」

トランジットモール化等、歩行者優先道路施策への取り組みが予定されている七間町周辺

「唯一「LRT構想を知ってる」と回答したのは、静岡浅間大社で甘酒とおでんを販売していた商店街の初老の男性だけでした。行政内部と利害関係者以外の一般市民にとっては、「LRT構想なんて聞いていない!」というのが実情でしょうね。現状では。」

「あと気になるのは、若い人が少ない点です。現地の市民団体の方々やシンポジウム参加者の顔ぶれを見ても、40代以降の人が多い印象です。おそらく1975年の清水市内の路面電車廃止以前を知る人のノスタルジーとかもあるのではないでしょうか?」

写真・今回「LRT導入協議会」が対象とする静岡地区のいわゆる葵ルートの一部


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