- この10月にリヨン市に3日間滞在した。交通手段が多様で、観察していて楽しい街だった。人口120万のリヨンは都会の特典(文化的供給が豊富)とフランスの地方都市の良さ(自然に近く、移動に時間が取られない)を併せ持つといわれるが、トラムや地下鉄が整備されるまでは、むしろ都会の難点(交通渋滞)が問題になっていた。今リヨンでは48.8Kmのトラム路線が走り、駅数75、一日の利用者は約20万近い。(2010年の数字・Atlas de Tramway .Edition Rechercheより)
- とにかく自転車利用が多い街で、どういうわけか、トラムと並行して、或いはトラムの後ろをすいすいと走る自転車が目につきました。自転車専用道路はあるのですが。
- リヨンの公共交通のシンボルカラーは赤です。すべて(トラムの内部も)赤色で統一。トラムの電停は、木を基調にしたブラウンで色の調和が考えられています。
- タクシーの運転手も、「公共交通が充実して渋滞が少なくなり、お客が時間が読めるので、タクシーの利用が増えた」と。ただし、一つタクシー業者が脅威ととらえるのは、都心からリヨン空港へのLRT。しかし、LRT降車後、空港内の移動が結構残るので、それでもまだタクシー利用者は確保しているとのこと。
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