土木学会誌10月号 「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性」森・前富山市長との対談 

土木学会誌10月号 「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性」森・前富山市長との対談 

・土木学会誌10月号で、芝浦工業大学准教授の楽先生の司会で、森雅志・前富山市長と、「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性」という題名で対談させて頂いた記事が掲載されました。土木学会がフランスのまちづくりにご関心を常に持たれていることを、とても嬉しく思いました。対談では、コロナで車走行が一気に減少した機をとらえてフランスが早いスピードで新しいまちづくりを進めている様子、法整備も国の財政支援も、公共交通を支え、同時に歩行者専用空間の充実化や車以外のモビリティ利用を推進する方向性を示していることなどがお伝えできていれば、と願っていま...

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2022年11月29日 国際交通安全学会IATSSの第8回国際フォーラム

・ポストコロナ時代の「価値を創造する交通文化」 ・国際交通安全学会IATSSの第8回国際フォーラム(GIFTS; Global interactive Forum on Traffic and Safety) に、パネリストとして参加させていただきました。 ・開会挨拶は武内 和彦先生、 趣旨説明は中村 彰先生、 基調講演は中村 文彦先生。 ドイツからのズザンネ・エルファディン博士(Susanne Elfferding )。タイからのピムスク・サニッ博士( Peamsook Sanit...

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合意形成  4  「国境を越えたストラスブールとケールの合意形成」

合意形成 4 「国境を越えたストラスブールとケールの合意形成」

ストラスブール市中心部から自転車で30分足らずでライン河。川を越えるとドイツで、その対岸のケール市まで2.9KmのLRT延伸工事の合意形成がこの夏終わった。国境を越えるプロジェクトにどのように合意形成の面で対応しているのだろうか? 実は対岸のケール市までのLRT延伸は、20年前に初めてストラスブール市にLRTを敷設した当時のトロットマン市長の悲願でもあった。ストラスブールで 路面電車の最後の路線がはがされたのは1966年だが、実は戦前には、ケール市までもライン河を超えて路面電車が走っていた。(写真下参照)。写真でも分...

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合意形成  3 「LRT導入時に道路迂回を伴う場合」

合意形成 3 「LRT導入時に道路迂回を伴う場合」

合意形成のステップ『事前協議』と『公的審査』が終わると、自治体は交通計画を策定し議会の承認にかける。それから官選の知事に『公益宣言DUP』を申請する。かつては中央政府の首相がDUPを発令していたが、地方分権化の流れで現在では各都道府県の知事の発令となっている。DUPは、ストラスブール市のBRT計画のように、土地収用の必要が無い場合には必要とされない。しかし、合意形成のプロセス(事前協議と公的審査)は、公益性のあるすべての計画に義務付けられている。...

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合意形成  2  「公的審査とは?」

合意形成 2 「公的審査とは?」

さて、合意形成のステップ2は「公的審査」である。公的審査は1810年から存在する古い歴史を持ち、かつては公共プロジェクト策定において、市民への情報開示が行われる『唯一』の機会でもあった。 しかし、それではもうほとんど計画が決まっていて、「市民の声がより反映やすい機会を設ける」という時代の流れに沿って設定されたのが、全頁 https://www.fujii.fr/?p=2645 で紹介した『事前協議』だと考えればよい。(2003年に都市計画法でさらに明文化された。)...

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合意形成 1

合意形成 1

どこに講演に行っても、合意形成について必ず多くの質問が出される。『ストラスブールのまちづくり』【学芸出版社)の中でも15ページを割いてそのプロセスを説明しているが、この秋にストラスブール市役所で聞いた、最近の都市交通計画施行に必要な合意形成の『現在進行形』のお話が興味深かったので幾つか紹介したい。 まず市民対象の合意形成のステップは、事前協議と公的審査との2つに分けられる。どちらのコンセルタシオン【合意形成】活動においても、パブリック・インヴォルブメントの内容(...

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滋賀セミナー・レポート 3

滋賀セミナー・レポート 3

続いて、別途書式で受けた質問を取り上げます。 質問① LRT導入後の交通事故などの発生状況はどのようなものでしょうか?自動車があふれた頃よりは変化があったと思います。日本では、高齢者が被害者となる事故が多発していますが、ストラスブールではどうでしょうか?また、LRTによる事故などもあると思いますが、死亡事故などもあるのでしょうか?同時に、事故防止策も講じられていると思います。 事故については拙著でもまたこのブログでも述べていますが、今年秋に市役所からヒヤリングした最新の情報をお伝えします。 フランス全体【2011年】...

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滋賀セミナー・レポート 2

滋賀セミナー・レポート 2

2013年11月11日、滋賀県庁新交通システム検討協議会・質疑応答2 (数字等、当日の発言に若干の補足説明を加えています。 ①交通評論家の堀内氏から 問い・「警察が関心を持ってくれている」と言われたが、日本では警察は取り締まり、罰金徴収を仕事と思っている人が多いが、どうすれば警察の協力が得られるか?...

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