「運輸と経済」10月号 ナントの総合的交通政策と15分都市構想(第2回)

「運輸と経済」10月号 ナントの総合的交通政策と15分都市構想(第2回)

・9月号で紹介したナントはまた文化政策においても卓越した都市戦略を実行してきた。2012年から毎夏行われている野外アートのイベント、「ヴォワイヤージュ・ア・ナント(ナントへの旅)」のプログラムのレベルの高さには定評がある。都市そのものを劇場とみなして、大がかりな複数のインスタレーションアートを中心市街地の複数の広場に設置し、美術館に足を運ばずとも住民が芸術作品を鑑賞できる(下写真)。このプログラムはコロナ下の2021年も実施され、今年は7月2日から9月11日まで行われた。...

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「運輸と経済」1月号 駐車施策と連携し、MaaSを駆使した公共交通利用促進の政策

・2023年1月号は、スマートシティ・ディジョン・シリーズの3回目です。交通政策は、スマートシティとしての都市マネジメントの中心を占めます。市民向けにOnDijonを説明するパネルの冒頭メッセージは、「OnDijonで移動を簡単にする」。毎日の利用につながる交通における改善は、市民にも訴えやすい。...

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都市交通計画PDUと都市計画PLU 1

都市交通計画PDUと都市計画PLU 1

「まちづくりや都市交通計画に、どのように民意を反映させてゆくか」、という事前協議を初めとする合意形成のプロセスの情報もこれから少しづつご紹介したいと思います。 ストラスブールの都市交通計画(PDU)と広域都市計画(PLU) こういった「・・・計画」が決して口先だけではないことは、今から20年前に策定されたPDU(都市交通計画)の構想どおりに、ストラスブールの都市交通計画が進んだ史実が証明しています。1990年代初頭に策定されたLRT想定路線とほぼ同じ形で、現在公共交通が運行されています。...

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平成24年度出版文化賞受賞作品

平成24年度出版文化賞受賞作品

投稿者:坂本 真至 投稿日時:金, 2013-05-10 14:43   平成24年度出版文化賞は  「The Sustainable Use of Concrete」  「ストラスブールのまちづくり ~トラムとにぎわいの地方都市~」 の二作品に決定いたしました。 ストラスブールのまちづくり ~トラムとにぎわいの地方都市~ ヴァンソン 藤井 由実 学芸出版社  2011年       ヴァンソン 藤井 由実 【受賞理由】...

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ニューヨークの自転車事情 2

ニューヨークの自転車事情 2

さて、見ていて楽しかった標識です。多民族国家、移民が多いニューヨークではもっと絵文字【ピクトグラム】が進んでいると思ったのですが、案外文字表示が多かったのが意外でした。 そして自転車専用の信号(3色あり!)が至る交差点で設けられていました。 自転車も方向性を守ることが要求されています。 専用道路も守られています。 でもこういう標識になると、自転車で通過する間にパッと全部読めるだろうかと、ひとごとながら気になりました。...

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ニューヨークの自転車事情1

ニューヨークの自転車事情1

   ニューヨーク市は、2005年から2008年にかけて自転車レーンを320Km整備し、自転車の利用者は1.7倍になったそうで、PlaNYCの最終目標では、2030年までに2880Kmの自転車レーンを作ることになっている。しかし、マンハッタンなどの中心市街地では自転車はほとんど見ないが、チェルシー、ソーホーなどの南部では若い人が自転車に乗っている姿を見るようになる。概して、自転車利用者の数よりも、自転車専用道路の整備の方が進んでいるという印象を受けた。【下記写真・結構大変そうなNYでの自転車利用】...

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ニューヨークのバス

ニューヨークのバス

ニューヨークの交通路線図を見れば分かるが、地下鉄とバス路線がびっしりと走っている。ニューヨークの道路そのものが碁盤状で番地も実に合理的につけられているために、公共交通の利用が非常に分かりやすい。しかし、地下鉄は日本のような明るい清潔感はなく、とにかく「運行させれば良い」という雰囲気だが、日中はどのラインも利用者が多い。驚いたのは、地下鉄の各車両、すべてのバスの窓に必ずアメリカ国旗が貼られていること。東京で日の丸を貼ったバスや地下鉄が走る風景は想像しにくい。...

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ニューヨークのハイライン

ニューヨークのハイライン

大規模な改修が必要とされる首都高速道路で、政府は、道路上の空中権と呼ばれる権利を民間に売却し、その資金を使って改修を検討していることが、先日NHKで報道されていたが、多分そのスペースは最大の利益を生み出すために整備されることだろう。 一方、ニューヨークのマンハッタン南のお洒落なチェルシー地区にあった高架鉄道跡が、今「High Line」と呼ばれる公園になり、週末には散歩する市民に大人気のスポットとなっている。 再開発前はこんな感じ。...

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