・まだコロナの影響が街に濃く残っている2021年4月から、2年間お任せいただいた「運輸と経済」の海外レポート連載もこの3月で一旦お休みを頂く。欧州では2023年の今では街は、コロナ以前と全く変わらない賑わいを見せている。ロックダウンを経て、人々はまちに出て来る楽しみを満喫しているかのようだ。マスクをしている者は、もう誰もいない。 ・連載の最終号は、都市空間の再編に取り組む、小規模人口のフランスの自治体を取り上げた。人口7万5千人の大西洋岸に面したラロシェッル(La...
Publications 寄稿記事
「運輸と経済」1月号 駐車施策と連携し、MaaSを駆使した公共交通利用促進の政策
・2023年1月号は、スマートシティ・ディジョン・シリーズの3回目です。交通政策は、スマートシティとしての都市マネジメントの中心を占めます。市民向けにOnDijonを説明するパネルの冒頭メッセージは、「OnDijonで移動を簡単にする」。毎日の利用につながる交通における改善は、市民にも訴えやすい。...
「運輸と経済」12月号 スマートシティ・On Dijon No2
11月号では、ディジョンにおけるスマートシティ構想実現の現状を、プロジェクトが市民に何をもたらすのか?という観点から紹介しました。12月号ではスマートシティの制御を司るコントロールセンター実働までの過程とそのビジネスモデル、またデータ管理の方法について紹介しています。...
「運輸と経済」11月号 スマートシティ!OnDijon
・「運輸と経済」11月号から来年の1月号までは、スマートシティの報告です。日本では水害危機対策を中心として高松市や、都市レジリエンスを目的として富山市など、幾つかの都市がスマートシティの社会実験を行っています。フランスでも、パリでは水道管理、モンペリエ市では土壌に湿度センサーを設置して公園や道路の植栽物への給水の必要性に応じて水の量を調整をするなど、テーマを絞ってスマートシティ構想が実現されています。...
土木学会誌10月号 「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性」森・前富山市長との対談
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「運輸と経済」10月号 ナントの総合的交通政策と15分都市構想(第2回)
・9月号で紹介したナントはまた文化政策においても卓越した都市戦略を実行してきた。2012年から毎夏行われている野外アートのイベント、「ヴォワイヤージュ・ア・ナント(ナントへの旅)」のプログラムのレベルの高さには定評がある。都市そのものを劇場とみなして、大がかりな複数のインスタレーションアートを中心市街地の複数の広場に設置し、美術館に足を運ばずとも住民が芸術作品を鑑賞できる(下写真)。このプログラムはコロナ下の2021年も実施され、今年は7月2日から9月11日まで行われた。...
「運輸と経済」9月号 ナントの総合的交通政策と15分都市構想(第1回)
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「運輸と経済」8月号 コロナ禍以前を上回る観光需要を迎える欧州の夏
酷暑、大雨と気候不順な今年の日本の夏、お盆休みも終わろうとしています。如何お過ごしですか?クーラーが一般家屋にはまだ珍しいフランスも、湿気が無いとはいえ30度を超える熱波が6月以降何度か訪れ、各地で水不足、山火事が続発し、地球温暖化や環境問題に対する一般の人々の関心や意識も高くなってきています。...