この6月に沖縄から飛行機で1時間の鹿児島市の路面電車の緑化整備事業のご案内を頂く機会を得ました。静岡市で講演を行った折に、現在の静岡市副市長の山本氏が鹿児島市副市長の時代に取り組まれ、平成19年度に一部区間が完成した鹿児島市の軌道敷緑化が、フランスでは当たり前となっているが、日本では初めての本格的な軌道敷緑化となったことをお聞きした。...
Urban Planning まちづくり
宮崎講演レポート 2
質疑応答第二部は、講演会を主催したNPO H-Imagineの事務局・川添さんから宮崎LRT導入計画の概要説明がありました。 川添さん発言・宮崎市には平成16年からLRT計画があり、その時からストラスブールに注目している。昨年の市長選前にアッピールしたが、全然進まない。いろいろな路線を通したシナリオを考えているが、まちの骨格はそんなに簡単に変らない。交通結節点(大学、市役所、駅を結ぶ)はおのずと形が決まってきます。皆さんのお知恵を拝借したい。どのようにすれば計画を進めてゆけるのか? 【下図。NPO...
宮崎講演レポート 1
6月8日の宮崎市での講演のあとの質疑応答の模様をお知らせします。この日は、上下分離についてが主なテーマになりました。 質問・2006年にストラスブールに行った時に、感激しました。一企業に上下分離で公共交通の経営を委託した場合、民間側の利潤はどこにあるのか? 答・自治体から補填があるので、一定の収入が見込めます。切符販売からの営業利益ではありません。 質問・切符収入を利潤と受け止めたが、企業の方でも最低限の利潤があれば投資できると思うが。...
ルマンのLRT
ルマン市では、24時間自動車耐久レースだけでなく、夏の間はトラック、二輪車などありとあらゆる種のレースが開催される。ローラースケート・レースまであるそうだ。このルマン市でトラムが開通したのは2007年11月。人口が20万以下都市ではフランスで先陣を切ってトラムを導入した。(ルマン市の人口15万人・経済人口19万人) バスもトラムも公共交通はすべてオレンジ色で統一されているので、分かりやすい。...
宮崎講演のお知らせ
6月8日宮崎市民プラザで18時30分からお話をさせていただきます。主催者のNPO法人H-imagineは、日本で第2位の自動車県といわれる宮崎市都心へのLRT導入の詳細な検討、シナリオも発表しています。 九州でお話するのは初めてです。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。...
フランス大西洋岸都市の自転車景観整備2
海の波の音を聞きながら、松林を抜けて大きな道路に出ますが、車と接触する危険はゼロ。 そして、素晴らしい砂浜が広がる巨大なビーチにたどり着きました。 帰りは再び塩田を通り、ヨットハーバーを廻ってまた元のメインストリートに戻ってきました。 ハーバー沿いのニュータウンも、お店・車・自転車・歩行者と道路空間の住み分けが見事に出来ています。...
フランス大西洋岸都市の自転車景観整備 1
単独、無寄港、無援助の過酷な世界一周ヨットレース「ヴァンデ・グローブ」 は、フランス大西洋岸のヴァンデ・グローブという人口10万以下の小さな港町から出発します。実は全く知らなかったのですが、この港町の自転車専用道路整備がとても素晴らしく、また周辺の景観整備も完璧に近かったので、写真で紹介したいと思います。...
沖縄タイムス朝刊「LRT特別講演会」
8月1日沖縄市で行われた、沖縄商工会議所主催の「LRT特別講演会」での模様が、沖縄タイムス8月14日の朝刊で大きく掲載されました。同誌はかねてから、県への公共交通導入企画に対して常に丁寧な情報を読者に提供しています。内閣府沖縄総合事務局が行ったアンケートによると、回答者県民の3割が『公共交通を利用するかどうか分からない』と返答しています。これからも、日本で唯一鉄道が存在しない沖縄県において、「公共交通がある生活」のメッセージを伝えてゆく必要性があります。...