合意形成のステップ『事前協議』と『公的審査』が終わると、自治体は交通計画を策定し議会の承認にかける。それから官選の知事に『公益宣言DUP』を申請する。かつては中央政府の首相がDUPを発令していたが、地方分権化の流れで現在では各都道府県の知事の発令となっている。DUPは、ストラスブール市のBRT計画のように、土地収用の必要が無い場合には必要とされない。しかし、合意形成のプロセス(事前協議と公的審査)は、公益性のあるすべての計画に義務付けられている。...
Strasbourg ストラスブール
合意形成 2 「公的審査とは?」
さて、合意形成のステップ2は「公的審査」である。公的審査は1810年から存在する古い歴史を持ち、かつては公共プロジェクト策定において、市民への情報開示が行われる『唯一』の機会でもあった。 しかし、それではもうほとんど計画が決まっていて、「市民の声がより反映やすい機会を設ける」という時代の流れに沿って設定されたのが、全頁 https://www.fujii.fr/?p=2645 で紹介した『事前協議』だと考えればよい。(2003年に都市計画法でさらに明文化された。)...
合意形成 1
どこに講演に行っても、合意形成について必ず多くの質問が出される。『ストラスブールのまちづくり』【学芸出版社)の中でも15ページを割いてそのプロセスを説明しているが、この秋にストラスブール市役所で聞いた、最近の都市交通計画施行に必要な合意形成の『現在進行形』のお話が興味深かったので幾つか紹介したい。 まず市民対象の合意形成のステップは、事前協議と公的審査との2つに分けられる。どちらのコンセルタシオン【合意形成】活動においても、パブリック・インヴォルブメントの内容(...
道路の高度利用 速度制限
歩いて楽しいまち (自転車と歩行者・傾いた外灯も絵になっているストラスブール都心) 道路空間の再配分・フランスでは環境保護と、狭い路地に車が入り事故に繋がることを避けるために、「歩行者専用空間」や「歩行者優先区」の設置に熱心な自治体が多い。 ストラスブール市では都心での移動の3分の1が徒歩で行われているが、それでもまだ十分ではないようだ。1...
交通ビジネス塾セミナーレポート 2 「合意形成」
交通ビジネス塾での質疑応答では、やはりLRT導入初期の合意形成と他の交通機関との調整などに質問が集中し、未だにLRTを中心とした都市公共交通の地方都市への導入が困難である日本の現況が浮かび上がりました。...
交通ビジネス塾セミナーレポート 1 「合意形成」
この6月にライトレール社が企画される交通ビジネス塾でお話する機会をいただきました。 少し遅くなりましたが、多くのご参加を頂き、また講演のあとの質疑応答も議論が続きましたので、その際の質疑応答の一部をご紹介したいと思います。 http://light-rail.iza.ne.jp/blog/entry/3087440/ 左端が、株式会社ライトレール社・社長・阿部氏 http://www.lrt.co.jp/...
駐車場から広場空間転用の合意形成
唯一ストラスブール市の中心地に残った、広い路上駐車場のシャトー広場【大聖堂の正面東側】の整備工事が終わり、今年の9月下旬に広場の開所式が行われた。下は2009年の写真。 2013年10月の写真木が伐採されたので、今まで見えなかった大聖堂の正面東側壁面の彫刻が素晴らしく良く鑑賞できるようになった【実はこの広場の素晴らしさは夜景でさらに映える。カメラを夜は持っていなかった!】。そして、伐採するだけでなく、広場での新しく植林も怠っていない。...
ニースの総合的交通政策3
さて、ニースのトラムはマセナ広場の架線無し走行でも有名だが、フランス国内では斬新なデザインを施したプラナス(Planas)終着駅【2007年完成】が良く知られている。65000M2の広大な敷地に、駅機能、車庫、パークアンドライド、LRTの運転制御センターを配置したこの駅は、すでに2008年に「銀の盾賞」(Prix de l’Équerre...







