LRTと安全対策

宇都宮LRTレポート③ LRTと車

宇都宮LRTレポート③ LRTと車

鬼怒川を西から東に超えると工事の様子がより具体的になってくる。まず作新学院北駅前(仮称)を超えて、路線が北側に曲がる、清原管理センター前(仮称)のトランジットセンター整備が始まっている。この工業団地の中に設けられる駅とトランジットセンターで、バスとLRTの乗り換えの利便性が図られた構造になる予定だ。387,6ヘクタールの清原工業団地には44社が進出し、現在11000人の従業員が通勤している。   清原管理センター前駅【仮称】・ トランジットセンターのバス発着拠点となる予定地を前にして。  ...

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LRTの走っているまちに住んでいて楽しい、と思う時。

LRTの走っているまちに住んでいて楽しい、と思う時。

[:ja] スケートボードに乗った犀? そしてまちの中心広場にも巨大な犀のオブジェ? つまり、トラムとの接触事故に対する注意喚起のデモカーです。メッセージは「注意。一台のトラムは30匹の犀の重さに匹敵します」「トラムが近づいてきたら、気をつけましょう・・」「トラムに対しては、貴方の目方なんて微々たるものです!」 ちなみにフランス環境省が2015年に発表したトラムの事故数は:...

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ナントの総合的交通政策 2

ナントの総合的交通政策 2

ナント市も近隣の24自治体と都市共同体【人口58万人】を設立し、交通行政にあたっている。都市共同体が政策主体、第3セクが運行主体、という構図はストラスブールと全く同じである。1985年に導入したアルストム社のトラム車輌編成がまだ46編成走っているが、当時は完全低床車輌が存在しなかったので、プラットフォームと車底の間は62cmあり3ステップ踏んでトラムに乗るが、必ずスライドが出る車輌が編成にあるので、ベビーカーや車椅子も次の車種が来るのを待つ必要はない。あと10年は現役で稼動させることができる 、との話を聞いた。LRT1985年開通時の...

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滋賀セミナー・レポート 3

滋賀セミナー・レポート 3

続いて、別途書式で受けた質問を取り上げます。 質問① LRT導入後の交通事故などの発生状況はどのようなものでしょうか?自動車があふれた頃よりは変化があったと思います。日本では、高齢者が被害者となる事故が多発していますが、ストラスブールではどうでしょうか?また、LRTによる事故などもあると思いますが、死亡事故などもあるのでしょうか?同時に、事故防止策も講じられていると思います。 事故については拙著でもまたこのブログでも述べていますが、今年秋に市役所からヒヤリングした最新の情報をお伝えします。 フランス全体【2011年】...

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トランジットモールと事故 (立命館大学での質問1)

トランジットモールと事故 (立命館大学での質問1)

立命館大学の学生さん達から、行政の人たちとは又異なる観点からの、興味深いコメントや質問を多く頂いたので、紹介してゆきたいと思います。 地域の目 『トランジットモール化』することで、日本の昭和のような、『地域の人の目』というものが、良い意味で再構築されるように思います。 危なかっしいことをしている子供がいれば、誰かが気がつくでしょうし、それはお年寄りに対しても一緒です。ですからトランジットモールは危険だ、という前提で、それを禁止し続けるのは安易な考えであると思いました。」...

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一括交付金勉強会レポート  2  「LRTと事故」

一括交付金勉強会レポート 2 「LRTと事故」

県庁での『一括交付金勉強会』における講演会では、幅広い分野から御質問をいただいたので、幾つかをご紹介したい。 質問 1. トラムと事故 『路線横に柵がなくて、人身事故がないそうだが、どのようにトラムと歩行者が共存しているのかイメージが湧かない。一体どのくらい速度で走っているのか?』 本当に、トラムと自転車、歩行者がすれすれに走行している。...

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