「運輸と経済」9月号 ナントの総合的交通政策と15分都市構想(第1回)

「運輸と経済」9月号 ナントの総合的交通政策と15分都市構想(第1回)

9月号と10月号では、利便性の高い公共交通ネットワークを充実させ、できるだけ都心における車利用を抑えてきた、大西洋岸の人口約69万人の地方都市ナント・メトロポールがテーマです。9月号ではナント・メトロポールの総合的な交通政策を、10月号ではその卓越した交通政策や文化への投資と産業遺産地域再開発計画が、環境という観点からナント島におけるまちづくりの中でうまく融合した様子を紹介します。ナントの交通政策については、今までも幾つかの媒体や講演で何度か紹介してきましたが、変化のスピードが速く、新しい要素も増えているので、私自身、街を訪問するのが...

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「運輸と経済」12月号 スマートシティ・On Dijon No2

11月号では、ディジョンにおけるスマートシティ構想実現の現状を、プロジェクトが市民に何をもたらすのか?という観点から紹介しました。12月号ではスマートシティの制御を司るコントロールセンター実働までの過程とそのビジネスモデル、またデータ管理の方法について紹介しています。...

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ニースの総合的交通政策3

ニースの総合的交通政策3

さて、ニースのトラムはマセナ広場の架線無し走行でも有名だが、フランス国内では斬新なデザインを施したプラナス(Planas)終着駅【2007年完成】が良く知られている。65000M2の広大な敷地に、駅機能、車庫、パークアンドライド、LRTの運転制御センターを配置したこの駅は、すでに2008年に「銀の盾賞」(Prix de l’Équerre...

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ニースの総合的交通政策2

ニースの総合的交通政策2

さて、ニース市では現在400台のバスが運行し(そのうち96台がNatural Gaz)、300の駅がある。(広域自治体連合人口55万に対して・ただしこの人口の3分の2がニース市内に居住)。ニース市ではバス専用軌道化は10年ほど前から実施されているが、今年の秋から開始されるトラム第二路線工事にさきがけて、LRT路線をバスの専用軌道として利用している。ニースのLRT第2路線・11.3Km (東部の人口過密地域の3.2Kmは地下路線。 駅数20のうち4駅が地下となる。東部のグリーン線は現在の運行路線)...

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ニースの総合的交通政策1

ニースの総合的交通政策1

ニース市は公共交通推進政策では、この人口レベルの地方都市としては出遅れた後発組ともいえる 。ニース市のLRT第1線は2005年に完成したが、それまでは全く連携のないバスが4路線あるだけ、といった状況だった。ストラスブールでトラム導入行政の 責任者だったマルク氏が、2008年にニース市のトラム・大型プロジェクト局長として就任してからは、辣腕をふるっている。...

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鹿児島LRTの軌道緑化整備

鹿児島LRTの軌道緑化整備

この6月に沖縄から飛行機で1時間の鹿児島市の路面電車の緑化整備事業のご案内を頂く機会を得ました。静岡市で講演を行った折に、現在の静岡市副市長の山本氏が鹿児島市副市長の時代に取り組まれ、平成19年度に一部区間が完成した鹿児島市の軌道敷緑化が、フランスでは当たり前となっているが、日本では初めての本格的な軌道敷緑化となったことをお聞きした。...

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宮崎講演レポート 2

宮崎講演レポート 2

質疑応答第二部は、講演会を主催したNPO H-Imagineの事務局・川添さんから宮崎LRT導入計画の概要説明がありました。 川添さん発言・宮崎市には平成16年からLRT計画があり、その時からストラスブールに注目している。昨年の市長選前にアッピールしたが、全然進まない。いろいろな路線を通したシナリオを考えているが、まちの骨格はそんなに簡単に変らない。交通結節点(大学、市役所、駅を結ぶ)はおのずと形が決まってきます。皆さんのお知恵を拝借したい。どのようにすれば計画を進めてゆけるのか? 【下図。NPO...

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宮崎講演レポート 1

宮崎講演レポート 1

6月8日の宮崎市での講演のあとの質疑応答の模様をお知らせします。この日は、上下分離についてが主なテーマになりました。 質問・2006年にストラスブールに行った時に、感激しました。一企業に上下分離で公共交通の経営を委託した場合、民間側の利潤はどこにあるのか? 答・自治体から補填があるので、一定の収入が見込めます。切符販売からの営業利益ではありません。 質問・切符収入を利潤と受け止めたが、企業の方でも最低限の利潤があれば投資できると思うが。...

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