ページを選択
マルセイユの夏(その2)・ウォーカブルシティ

マルセイユの夏(その2)・ウォーカブルシティ

・実はマルセイユ市はフランスで14あるメトロポールと呼ばれる広域自治体連合の中でも、「ウォーカブル」レベルが低い方で、ストラスブールやナントの中心市街地に比較すると、「車が多いなー」という印象を受ける。それでも旧港付近の旧市街全域や、ブティックや飲食店が並ぶ中心市街地の一部は完全歩行者空間化された。     ・マルセイユの夏(その一)の地図にある「地中海文明博物館」からこの日傘がある地点まで、マルセイユ市は歩行者専用道路を整備した。...

最新の投稿記事

地中海都市モンペリエのLRTは無料化に

・モンペリエ市の人口は約30万人だが、都市域内交通は周辺の31の小さなコミューン(フランスの行政最小単位)と構成する人口約50万の広域自治体連合メトロポールが政策主体となっている。だから人口規模では宇都宮市とほぼ同じである。 ・モンペリエ市のLRT開業が2000年で、他の同じような人口規模の大都市から比べるとやや遅れるが、現在では総線路距離が約60Km, 電停数が84と、フランスではボルドー、ストラスブール、ナントと並ぶLRT大都市である。...

続きを読む

すべての投稿記事を読む

宇都宮LRTレポート③ LRTと車

宇都宮LRTレポート③ LRTと車

鬼怒川を西から東に超えると工事の様子がより具体的になってくる。まず作新学院北駅前(仮称)を超えて、路線が北側に曲がる、清原管理センター前(仮称)のトランジットセンター整備が始まっている。この工業団地の中に設けられる駅とトランジットセンターで、バスとLRTの乗り換えの利便性が図られた構造になる予定だ。387,6ヘクタールの清原工業団地には44社が進出し、現在11000人の従業員が通勤している。   清原管理センター前駅【仮称】・ トランジットセンターのバス発着拠点となる予定地を前にして。  ...

続きを読む
宇都宮市LRTレポート② 導入工事中の情報発信

宇都宮市LRTレポート② 導入工事中の情報発信

工事としては街中を走る宇都宮駅から芳賀町に向けて最初の6駅間の鬼怒川の西側路線よりも、工業団地(テクノポリス=現名称は『ゆいの杜 地区』)がある鬼怒川の東側の区域の方が、進捗状況が早い。これは西では車の通行量が多いので、まず、車の迂回道路を幅員に整備してから、道路の中央を走る路線整備工事にかかるためだろう。...

続きを読む
宇都宮市LRTレポート ① 合意形成と車両

宇都宮市LRTレポート ① 合意形成と車両

さて、那覇市LRT導入計画に先行する宇都宮LRT。コロナ禍にもかかわらず工事が進んでいる。本来ならこの冬休みに現場の工事状況視察を予定されていた方も多いと思うが、コロナ自粛と悪天候が重なり、移動を延期されたかもしれません。ちょうど昨年11月晴天の日に、宇都宮市の工事現場を見せていただいたので、写真でご紹介します。...

続きを読む
道路空間高度化研究会でのお話・コロナ時代の講演

道路空間高度化研究会でのお話・コロナ時代の講演

コロナの影響が長引くに連れて、ZOOMでの会議や講演が増えてきて、ミラノから日本の皆さんと仕事のお話する機会も増えました。私的にはもう15年くらい前からSkypeを使っているので、ビデオ通話には全く抵抗はありませんが、しかし対面で直接的にお話ができる機会はやはり、圧倒的にアウトプット、インプット双方の情報交換量が違うと思います。2020年の秋の日本滞在時に、お話させて頂いた道路空間高度化研究会のレポートです。 日本みち研究所のお知らせはこちらから。高度化研概要_HP公開用_201209 令和2年 11 月 11 日、第 41...

続きを読む
コンパクトシティのアーバニズム・11月の富山

コンパクトシティのアーバニズム・11月の富山

富山市に関する本はすでに多く出ていますが、このたび東京大学出版会が刊行した『コンパクトシティのアーバニズム』を、「コンパクトな街づくり研究会とコンパクトなまちづくりの誕生」と「富山ライトレールとコンパクトなまちづくりの初動形成」の項を執筆された深谷伸介氏から頂きました。...

続きを読む