Strasbourg ストラスブール

BRT 4 導入都市

BRT 4 導入都市

現在21都市でBRTとみなされるバスサービスがある。人口が10万人以上で多少とも名前が知られている都市としては、クレルモン・フェラン、ディジョン、リール、メッス、ナンシー、ナント、ツールーズ市などがあげられるが、いずれもBRTだけでなく地下鉄やLRTなど、他の専用軌道を持つ公共交通手段との併用が成されているケースが多い。又、都市によっては "専用レーンが少なくとも70%" という条件を必ずしも満たしていない路線もある。 (BRTの定義については、https://www.fujii.fr/?p=3269)...

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上下分離 CTS 2

上下分離 CTS 2

市民の乗車率と収益が近年上昇している理由はCTSによると、1つ目は正に2010年に導入した社会運賃の実施のおかげ。二つ目が、不正乗車の取り締まりに力を入れてきたことによる。「検札官を頻繁に車両に乗せることによって心理的な圧迫をかけて、自発的にお金を払ってきちんとトラムに乗るように仕向けたので、結果的には収益が増えた。例えば、不正乗車した人が多くなりバスが満杯になれば、追加のバスを増発するがそれはCTSへの歳入を伴わないコストになる。だから、不正乗車利用者を減らすことは、CTSのコストパフォーマンスに当然つながる。」独立採算制が当然の日...

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上下分離 CTS 1

上下分離 CTS 1

社会運賃についての記事は夜中に投稿したにもかかわらず、翌朝にはすでに300人以上の方が閲覧済みで、大きな反響がありました。今日はその社会運賃を適用した都市公共交通を運営する、CTS (ストラスブールの都市交通運営事業体・ストラスブール交通公社)について述べたい。日本では軌道運送高度化事業により上下分離が可能になったが、鉄道がオープンアクセスである欧州ではもともと【上下分離】という表現はない。フランスの自治体の9%が自らの交通局で運営するIn...

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社会運賃

社会運賃

日本でLRTやBRTが進まない理由の一つに、「採算が取れない、また公共交通事業への公金投入が難しい」と日本の自治体でよく聞く。フランスの地方自治体では、都市交通事業に税金を投与しているばかりか(CTSの経営の大半そのものが税金投与で成り立っている)【下図参照・都市交通運営の財源=自治体からの補填が31%、*交通税から46%】、いわゆる社会運賃制度を適用している。たとえばストラスブール市の公共交通事業の運営主体であるCTSの経営状態をみると、運賃収入はその財源の24%しか占めない。(*交通税=従業員が10人以上の事業体に課される税金。人...

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ストラスブールのBRT 

ストラスブールのBRT 

2013年11月30日に開通したストラスブール市の最初のBRT【フランス語ではBHNS/高レベルサービスバスの頭文字)に乗ってきました。世界中のBRTの写真はネットでかなり紹介されているので、今日はBRTの内部デザインや乗り心地なども紹介したいと思います。まずその広さに驚きました。トラムと同じくらいの幅、ゆとりがあります。写真だけ見るとまるでトラムです。木のフロアーも洒落ています。バリヤフリーは当然ですが、まずドアがこれもトラムと同じく横に広いので乗り降りが簡単。        ...

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ストラスブールのクリスマス

ストラスブールのクリスマス

ストラスブール市の観光誘致策として、クリスマスマーケットの伝統が活かされたことは、拙著「ストラスブールのまちづくり」でも述べたし、講演でも良く紹介しています。クリスマス関連商品を並べる屋台は、中世からライン河をはさんだ村落で存在したが、ストラスブール市では10年ほど以前から「トラムに乗ってマルシェ【フランス語の市場】に行こう」の観光キャンペーンを打ってきた。かつては冬場はホテルの稼働率が50%を切っていたが、2009年度にはクリスマスマーケットが開催されている11月第4週からの1ヶ月の間の観光客数が200万人を突破した。人口27万の都...

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PDU(交通マスタープラン)

PDU(交通マスタープラン)

沖縄EST創発セミナーでの石田教授のお話に戻り(赤字は石田先生、及び小嶋氏のご発言から)、新しい交通のあり方へと人を動かすためには 拡大MM(モビリティ・マネジメント)とコミュニケーション参画型行政が必要であり、 総合政策として『交通だけでなく、都市経営『健康・福祉・安全・安心・税収・都市活性化』が必要、とまさにストラスブール市が行ってきた交通都市計画の重要性を説かれた。...

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合意形成  4  「国境を越えたストラスブールとケールの合意形成」

合意形成 4 「国境を越えたストラスブールとケールの合意形成」

ストラスブール市中心部から自転車で30分足らずでライン河。川を越えるとドイツで、その対岸のケール市まで2.9KmのLRT延伸工事の合意形成がこの夏終わった。国境を越えるプロジェクトにどのように合意形成の面で対応しているのだろうか? 実は対岸のケール市までのLRT延伸は、20年前に初めてストラスブール市にLRTを敷設した当時のトロットマン市長の悲願でもあった。ストラスブールで 路面電車の最後の路線がはがされたのは1966年だが、実は戦前には、ケール市までもライン河を超えて路面電車が走っていた。(写真下参照)。写真でも分...

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