・まだコロナの影響が街に濃く残っている2021年4月から、2年間お任せいただいた「運輸と経済」の海外レポート連載もこの3月で一旦お休みを頂く。欧州では2023年の今では街は、コロナ以前と全く変わらない賑わいを見せている。ロックダウンを経て、人々はまちに出て来る楽しみを満喫しているかのようだ。マスクをしている者は、もう誰もいない。 ・連載の最終号は、都市空間の再編に取り組む、小規模人口のフランスの自治体を取り上げた。人口7万5千人の大西洋岸に面したラロシェッル(La...
人と公共交通中心のまちづくり
「運輸と経済」9月号 ナントの総合的交通政策と15分都市構想(第1回)
9月号と10月号では、利便性の高い公共交通ネットワークを充実させ、できるだけ都心における車利用を抑えてきた、大西洋岸の人口約69万人の地方都市ナント・メトロポールがテーマです。9月号ではナント・メトロポールの総合的な交通政策を、10月号ではその卓越した交通政策や文化への投資と産業遺産地域再開発計画が、環境という観点からナント島におけるまちづくりの中でうまく融合した様子を紹介します。ナントの交通政策については、今までも幾つかの媒体や講演で何度か紹介してきましたが、変化のスピードが速く、新しい要素も増えているので、私自身、街を訪問するのが...
コンパクトシティのアーバニズム・11月の富山
富山市に関する本はすでに多く出ていますが、このたび東京大学出版会が刊行した『コンパクトシティのアーバニズム』を、「コンパクトな街づくり研究会とコンパクトなまちづくりの誕生」と「富山ライトレールとコンパクトなまちづくりの初動形成」の項を執筆された深谷伸介氏から頂きました。...
那覇市公共交通シンポジウムレポート
那覇市が長く、都市計画の中で「モデル性の高い基幹的公共交通」と呼んていた路線への、LRT適用が具体的に初めて議論されたシンポジウム。現職の市長さんがパネルディスカッションでご発言されることはとても貴重で、またシンポジウムの最初から最後までご参加されたことは、心強く感じました。何やら、皆で楽しそうに笑っている写真を。できれば5年で実現への道筋を、という話が出た時でしょうか・・・? 「本当にやっとここまで来た。かつての " モデル性の高い公共交通"を、LRT と 堂々と表現出来る様になった」と、...
日本経済研究所にて講演
昨日の講演(非公開でしたので、事前のお知らせはできませんでした)についての, 今さんの記事をシェアさせていただきます。 今佐和子さんのFBより 「フランスの約40都市でバスが無料。」 「パリ市議会でも公共交通の無料化が検討されはじめた。」 ヴァンソン藤井 由実さんの講演会で、 まちなかから少しでも車を減らそうとする フランスの政策に心を打たれてきました。 まちなかの景観への投資もさることながら、 公共交通の大切さを改めて痛感。 交通はまちの血液。 フランス人と日本人で 考え方の素地や哲学、環境への意識の違いはあれど、...
沖縄講演レポート
琉球新報 H30.10.15(月) に、10月12日の講演の様子をご紹介いただきました。南北基幹鉄道構想と同時に、フィーダー交通としての、地域交通(路線バス、BRT, LRT)の在り方をこれからも皆様と一緒に考えていく機会に、関わってゆけたら、と願っています。 主催者チームの前城氏のFBご投稿記事より 昨日、フランスからヴアンソン藤井由実さんをお招きして、公共交通に関する講演会を行いました。 タイトルは「沖縄にふさわしい公共交通まちづくりを考える」です。...
日仏自治体交流会議(熊本)
日本国旗とフランス国旗を飾して走る熊本で、日仏姉妹都市の...
鹿児島市とストラスブール市友好都市宣言 リス市長ご講演
日本との交流は数多いストラスブール市が、初めて自治体を対象に鹿児島市とパートナーシップ宣言に調印しました。交流の軸は、公共交通を導入した都市計画(バス、フェリー、市電を鹿児島市交通局が直接運営しています), 青少年の国際交流、歴史遺産の保存、経済発展などから。これからの展開が楽しみです。...