Conférences 講演

浮沈式ボラート (立命館大学質問 4 )

浮沈式ボラート (立命館大学質問 4 )

質問・「救急車や警察車は、浮沈ボラートが下がっている時間さえも惜しいのでは・・・(日本的だが)」ボラートに関しては、10月の全国市町村国際文化研修所からのストラスブール市視察でも以下の質問があった。「ストラスブール市内の歩行者専用道路の始めと終わりに設置してある『浮沈式ポラード』は、センサーを付けるなど安全対策は万全か。また、石が詰まったりして動作しない等の不都合はないか、お聞きしたい。」 救急車などが万が一、ボラートが稼動せずに、走行が遅れた場合などを想定すると、日本ではやはり自治体は、手で簡単に移動できるバリケードを置く、という手...

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LRTとLRV (立命館大学質問 3 )

LRTとLRV (立命館大学質問 3 )

昨日のLRTと路面電車の座席についての続編です。以下のコメントをいただきました。 低床車両は台車部分の構造上ロングシートが困難で、しかも車いすが入り口から出口へ移動できるよう通路幅を確保しなければならないので変則的座席配置になります。公共交通を中心とした街づくりをして、運行本数を増やすことで解決すれば「LRT」に・・・。 これは、信用乗車でないために、出口が1箇所にしかないために起こる不都合ですね。 また、こういう意見もありました。...

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LRTと路面電車の座席数の違い (立命館大学質問 2)

LRTと路面電車の座席数の違い (立命館大学質問 2)

 今日は乗り物としての快適性、「座れるかどうか」です。 質問・「路面電車とLRTの座席数は、LRTの方が少ないので、席が埋まっていて座れない場合が多いと思う。座席数に関してどのように考慮されているのだろうか?少なくとも広電は、既存電車よりもLRTに座れる確率が低い。」 この質問をツイッターで投げかけたところ、すぐさま回答やコメントを頂きました。 まず頂いたコメント 広電を時々利用しますが、低床車は座席数が少ないので嫌いです。昼間の空いてる時間帯でも座れない。100%低床にこだわらなくてもいいと思います。...

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トランジットモールと事故 (立命館大学での質問1)

トランジットモールと事故 (立命館大学での質問1)

立命館大学の学生さん達から、行政の人たちとは又異なる観点からの、興味深いコメントや質問を多く頂いたので、紹介してゆきたいと思います。 地域の目 『トランジットモール化』することで、日本の昭和のような、『地域の人の目』というものが、良い意味で再構築されるように思います。 危なかっしいことをしている子供がいれば、誰かが気がつくでしょうし、それはお年寄りに対しても一緒です。ですからトランジットモールは危険だ、という前提で、それを禁止し続けるのは安易な考えであると思いました。」...

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全国路面電車サミットレポート 4 「交通基本法」

全国路面電車サミットレポート 4 「交通基本法」

やはり、LRT導入では制度面での充実、財政面での支援、まちづくりのツールとしてLRTを受け入れる市民のコンセンサスが必要です。基本的な社会権としての「交通権」を保障する「交通基本法」が、今日本でも話題になっています。...

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全国路面電車サミットレポート 3 「福祉政策と都市交通」

福祉政策と都市交通 服部重敬氏(路面電車同好会) 日本は世界でも例を見ない高齢化社会になるが、高齢者がまちに出て来れる都市を創る準備が必要です。外出するということは 認知症対策にもつながり、これから行政の大きな負担となる介護費用の抑制にもつながります。路面電車は輸送手段としてだけではなく、こういった福祉対策の一環としても、多様な角度からその価値をみるべきです。 塚本教授 少子化が進む世界で、都市間競争も激しくなるが、そこでは利便性に富んだ都市交通も一つの大切な要素になるのは? 服部重敬氏...

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